【歌い手】お嬢様はお飾りで

友達友達友達ですよー ページ32

「友達って言ったのに！！」


高い声で少しだけ涙を流しながらそういうまふまふ


謎の申し訳無さが私の中に生まれる


私の発言に対してそらるはただ、じっと見守っている


ど、どうするべきなんだろうか……


「だ、だって、あなた達は王子じゃん？まふまふとは友達とは思ってるけど……」


普通の友達より女友達感が強いけど


「そっか！それなら良かった！」


「いや機嫌直んのはやっ！」


ぱっと花が咲くような笑顔を見せるもふもふ
切り替えが素晴らしい


「センラとも友達やんな？」


上目遣いボーイ
非常に可愛い

そもそもの話だけれど


「友達になる必要ってあるんですかね？

　あなた達はやっぱり玉子だか王子で

　所詮私はそこらの子ですよ？？


　私と友達になるメリットって、何？」


なんでそんなに私と友達になりたいのかめちゃめちゃ謎で仕方がない


まあ、そんな事を言っちゃったのが悪かったんだろう

空気がめっちゃ冷たくめっちゃ重くなった


で、でもさ疑問じゃん？


「まあ、Aちゃんに近づいたのはすごく可愛い子が居るってまふまふが言うからどんな子かなって思ったんだよ」


たくさん告白されても断ってるみたいだし気になった
と、天月が言う


そういえばそんな事聞いたような、ないような


「実際、Aちゃん可愛えし、おもろいし」


しましま……私の事可愛いなんて思っててくれたの？
めっちゃ高ポイントあげるわ


「何より、姫に相応しい思てな」


そう言ったルス

その言葉を聞いた王子たち


なんで


なんでそんなに遠い目をするんだろう


"姫"


そっか、そうなんだ


彼等にはとても大切なお姫様が居るらしい


ならば、何故＿＿＿＿＿＿

ヤンチャお嬢様再来！→←体育祭は強制参加らしい

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