夕空の約束 (ページ11)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:96,066 hit

11 ページ11

.

いきなり真面目モードになった先生は

「北山のことどう思ってるの？」

って聞いてきた。

そんなの考えたことなかったな。

いつも一緒にいるのが当たり前だから
好きとかそんな感情は全くわかんなくて。

『特になにも…』

「それならすぐ答え出てるんじゃない？」

『でも…』

宏光の気持ちに応えられなかったら
今までの関係はどうなるんだろう。

.

「それとも俺と付き合いたいの？」

『は！？！？///』

「北山の真似～(笑)」

ちょ、ちょっと先生…

びっくりしすぎてもう心臓がバクバクいってる。

「まあ北山とちゃんと話してみなよ」

『そうします…』

先生に相談してよかったな～

なんかすごいスッキリした～

てかさっきの…

宏光にキスされたのと同じくらいドキドキした。

先生のは冗談なのにね。

大人の色気！？！？

あーもう頭おかしくなってきたかも～

家に帰ると、母と誰かが喋っていた。

この声…

「おかえり」

『……た、ただいま…』

そこには宏光がいた。

こんなの今まで何回もあったのに…

すごい気まずい。

「課題教えて～部屋いこ。」

『え、』

今日、課題なんてなかったよね…

ちょっとお母さんヘルプミー！！！！

.