青い瞳【クローリー】

episode7 ページ9

『ターミナルって言うのは、江戸にある宇宙船発着の為の基地の事よ。ものすごーく高い筒みたいな形。見たことない？』



子供｢うん。見たことないし、宇宙船なんてないよ？お姉ちゃん大丈夫？｣






あれ？なんか、この人大丈夫？みたいな目で見られるんだけど何で···！？






このまま話を続ければ、私はきっと変人として確定されてしまいそうね。解せないわ。



『えーと、まあ、この話は置いといて、キミも迷子なんでしょ？何かあったの？』




子供 ｢あ！うん！友達と一緒に逃げてたんだけど、途中ではぐれちゃって...お姉ちゃん一緒に、その、探して貰ったり出来ないかな...？｣





うるうると上目遣いで私の方を見ている。





可愛い...この子何かと自分の扱い方が分かってるわね。




まあ、この子とその友達を探してれば誰かターミナルの場所を知ってる人に会えるかもしれないしね。






『良いわよ。私も帰り方探さないとだし、一緒にその友達を探しましょう。』




子供｢ありがとうお姉ちゃん!!僕、蒼って言うんだ！お姉ちゃんは？｣




『私はA。よろしくね、蒼くん。』







私と蒼くんは手を繋ぎ、はぐれてしまった友達を探すために歩き出した。









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蒼くんから色々話を聞く限り、ここは名古屋という所で、あの化け物はヨハネの四騎士という名前で人間を襲っているらしい。




そして蒼くんが怖がっていた吸血鬼とは、8年前に突然現れ、人間を捕まえては血を吸い殺してしまうそうだ。






蒼くんの親もその吸血鬼にやられたのかと聞くと、違うらしく大人は謎のウイルスにより8年前に血を吐き全員死んだという。









話を聞いていくうちに、思った。









8年前の謎のウイルス









ターミナルの存在を知らない









ヨハネの四騎士









帝鬼軍









吸血鬼









聞いたことのないものばかり。









ここは一体どこなの？









ここは本当に、私の知っている地球なの？









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クローリーーーーーサマーーーー

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