青い瞳【クローリー】

episode4 ページ6

『あーやっちゃったー···』









私は今人気のない裏路地？的なところにいる。
結論から言うと、また迷った訳だ。
今思えば、総悟くんに案内してもらった時はあくまで着いて行っただけで、周りを見てすらいなかった。

まあ、屋根をつたって走って行けばターミナルなど直ぐに着けるのだが、仕事上目立つ訳にはいかないのでそれも出来ない。







気付けばもう日は沈みかけ夕暮れ時となっている。








『とりあえず、人がいる所に行かないとな···。』









そう思い、そのまま歩いていると少し先の曲がり角が異様に明るく何かの音が響いていた。






『良かった···！』









近づくにつれ、次第に人の声などが聞こえ、ようやく道が聞けるとホッとした。









『あの、すみません。道をお聞きしたいのですが···』









声をかけながら道を曲がるが、あまりの眩しさについ目を瞑った。









再び目を開けるとそこには、









『え？ 』









そこは崩壊した世界だった。









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やっと運べた。

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