夜道には気をつけろ.6 ページ6
近藤「トシの補佐かあ!良いんじゃないか?」
土方「何言ってんだ近藤さん、素性も分かんねぇやつを....」
肯定派の近藤に土方は呆れ顔になる。
この人は本当に危機感というものが足りない。
土方「補佐ってなぁ....しかも真選組は女禁制だ。お前が真選組に入る事は認めない」
「「ええええ!!?!?!」」
女と知りながらも受け入れようとする近藤、しかしそれを否定する土方。
するといつの間にか襖越しに話を聞いていた隊士達がなだれ込む。
土方「?!テメェら、んなとこで何してんだ....」
話を盗み聞きしていた隊士達に青筋を立てる土方。
しかし隊士達はそんな事、今はどうでもよかった。
「ひでぇよ副長!」
「女の子めっちゃ楽しみにして聞いてりゃ何だそれ!」
「俺達は歓迎だ!!!!」
むさ苦しい集団に女1人....しかも美人ともなれば隊士達に文句を言うものは居ないだろう。
それに松平のとっつぁんからの推薦。
実力も確かなものだろう。
一方 女は騒動の中、近藤とお喋りをしながらお茶をしていた。
沖田「他の隊士は受け入れる準備は出来てるみたいでさぁ。残るは土方さんだけですぜぃ」
土方「お前は良いのか....」
肯定派とも取れる発言をする沖田に土方が問いかける。
すると沖田は真面目な顔つきで言う。
沖田「女が1人加わった所で俺達はそのままでさぁ....そう簡単に変わりやしねぇ___それに」
土方「それに?」
沖田「なんか面白そうじゃねぇですかぃ」
真面目な顔つきから一点。
ニヤリと悪い顔で笑う沖田に土方は顔を引きつらせた。
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作者名:たらんちゅらん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=f429723d20d469671ae73cdd3305960c...
作成日時:2020年8月12日 22時