隣人が牙を剥く.3 ページ36
『あれから晋助には会ってない....』
桂「そうだったのか....そう暗い顔をするな」
天導衆へと捕まった後、高杉が鬼兵隊を再結成した話を聞いていた。
自分がいなくても彼は大丈夫なのだとAは痛感した。
俯き暗い顔のAを桂は優しく頭を撫でた。
桂「あまり背負い過ぎるのも良くない」
『ありがとう。話したら何かスッキリした』
言葉ではそういうものの悲しげに苦笑をもらすA。
Aはそのまま幾松へ代金を支払い「じゃあね、小太」と北斗心軒を後にした。
桂「惚れた
幼い頃から一緒にいた桂は銀時と高杉がAへと寄せている感情の名を知っていた。
先生だって知っていたのではないか?いや、絶対知っていた。
それ程までに分かりやすかったのだから。
桂「蜜のない花に蝶は止まらんぞ」
幾松「あんたいつまで1人で喋ってるのよ。連れもう帰ったわよ」
桂「エリザベス!??!幾松殿美味しかった、また来る。さらばだ!」
進む道は違えどかつての仲間。
久しぶりの再会に言葉にしないものの、桂も嬉しものだった。
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作者名:たらんちゅらん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=f429723d20d469671ae73cdd3305960c...
作成日時:2020年8月12日 22時