検索窓
今日:6 hit、昨日:49 hit、合計:210,412 hit

#22K ページ24

___コツコツ....



『USBを見つけ出したら早い内に出るわよ』
「にしてもこんな所にあるんですかい?アニキ」
「....なかったら奴の息の根を止めるだけだ」


今日、Aはバーボンとの任務ではなくジンとウォッカとの任務だった。
まあ、組織のメンバーが組織の情報が入ったUSBを落としたらしくノックだと疑われているのだ。
その落としたはずのUSBが見つからなければノックだとし、そいつが殺されるという命が掛かっている任務なのだが...。


『(はぁ....何で私が)』


USBを偽装する心配がないキティを今回の任務に宛てたのはジンだった。
どれだけキティを信用しているのか。


___カランッ


Aが廃ビルの中を歩いていると靴に何かが当たった。
それを見ると探し求めていた物であっさり見つかった事に安堵した。


『ジン?お目当ての物があったわよ』
「そのまま来い」
『....全く』


他の部屋を散策している2人と合流してとっとと帰ろうとAが引き返そうとした時だった。


___prprpr....


3人のうち誰のでもない携帯の着信音が鳴り響いたのだ。
急いで音がした所へと行くと、音に気付いたのか2人と鉢合わせになった。


「い、一体誰が....!」
『....』
「どうやら鼠が居るみたいだな....見つけ次第始末だ」


どうしてこうにも面倒事に巻き込まれるのか。
本当にAはうんざりだ、という表情をした。



「キティ、お前は此処を確認しろ」
『ええ、分かったわ』


探し出せと言ってもこの廃ビルには作業用のディスクと従業員用の小さなロッカーしかなかった。


『ロッカーしかないわよ、』
「1つ1つ開けてみろ」



2人は違う部屋へと探しに行った。
こんなロッカーに入れるのは子供しか有り得ないじゃないかと思いながらもジンの指示に従う。


太腿のホルスターから銃を取り出し1つ1つ、ロッカーの扉を開ける。
部屋に響くのはAのヒールの音と、ロッカーのみ。


最後のロッカーの扉をAは開けた。


.

.

.

.

.

#23K→←#21K



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (240 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
718人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

れもん(プロフ) - もう更新しれないのでしょうか? (2021年3月16日 11時) (レス) id: b7c9349aa4 (このIDを非表示/違反報告)
菜菜子(プロフ) - 更新楽しみに待ってます!! (2020年5月2日 23時) (レス) id: 036787c680 (このIDを非表示/違反報告)
たらんちゅらん(プロフ) - shibuyuさん» 赤井さんの妹になりたーい!って思いながら作成しました笑ありがとうございます!更新頑張りますのでよろしくお願い致します! (2020年4月16日 12時) (レス) id: 0d4b051528 (このIDを非表示/違反報告)
shibuyu(プロフ) - 面白いと思います!!赤井さんの妹だと色々得しそう!更新待ってます! (2020年4月15日 15時) (レス) id: 8ac4695b82 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:たらんちゅらん x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=f429723d20d469671ae73cdd3305960c...  
作成日時:2020年4月12日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。