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「中也さんこっちの殲滅終わりました」
中也さんと合流し状況を伝えると
頑張ったな、と頭を撫でられた。
「(なんか猫になってる時と違って照れるな…//)」
「んじゃあ帰るか」
「はい!」
空を見上げると今日は満月だった。
「わぁ!今日は綺麗な満月だ」
私の言葉に中也さんも空を見上げる。
「本当だな、綺麗な満月だ、、」
中也さんはそう言うと何か深く
黙りこんでしまい沈黙になる。
「(どうしたんだろ?)」
「A」
「はい?」
急に立ち止まり名を呼ばれ私は振り向く。
その中也さんの表情は何か真剣だった。
「今日は 月が綺麗だな」
「、、、そう、ですね?
本当に綺麗ですよね!」
私がそう答えると中也さんは少し残念そうな
顔になり苦しそうだった。
「引き止めちまったな、よし帰るぞ」
「あ、置いてかないで下さい!」
「(少し早まっちまった。きっと意味が分かってないんだろう、今はまだそれでもいいか)」
「きゃ!ち、中也さんなにを、、!?」
急いで中也さんに追いつこうと早足で
進んでいるといきなり振り返りお姫様抱っこ
された。
「この方がはえーだろ、飛ぶぞ」
「ぅ、わぁ!」
「(てめぇが誰が好きでも、諦めねぇよ)」
中也さんは笑みを浮かべ異能で飛び帰路についた。
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作者名:猫 | 作成日時:2018年10月24日 2時