最強と元最強【五条悟】

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『帰れよ、ウザい』





小雪「アンタこそ出て行きなさいよ。邪魔」




鈴「ちょ、あの、お二人とも…」





『出て行きたいのは山々だけどな、アイツの血を飲んじゃった以上無理なんだよ』





小雪「は…？血を飲んだ？」





『そうそう。そういうあっつーい関係だから。お前が入り込む隙なんてねーから』





あっつーい関係っていうのは大嘘ですけどね。





小雪「悟趣味悪すぎるでしょ…！」





それは心から同意しますよ、えぇ。





小雪「…あんな屑男のどこがいいんだか」





『掌返すの早いねぇ、アンタ』





小雪「事実を言ってるまでよ。女遊びは酷いわ、性格悪いわ、やる事やったらすぐ追い出す」





うんうん。




その光景が目に浮かぶ。





小雪「小耳に挟んだけど、悟って自分の友達殺してるんでしょ？友達殺してなんであんなのうのうと生きてられるわけ？性格悪すぎるにも程があるでしょ。悟なんて呪い殺されれば_____」





女が全てを言い切る前に術式を発動させていた。




女の足元が凍っていく。





小雪「ひっ…」





『どこでそんな話聞いたのかは知らんけどさ。…お前に五条の何が分かんだよ。五条がどんな気持ちで夏油の最期を看取ったと思ってんだよ』





五条が親友(夏油)を殺してのうのうと生きてる？




違う。




そういう風に見えるだけで五条はずっと…





『私のことを悪く言うのは百歩譲って許そう。ムカつくけど。ただ五条のことを悪く言うなら私は容赦しない』





鈴「え、なんか急に寒いんすけど…え？今九月っすよね？！」





戸惑う鈴とは違い女は怯えている。





『…お前、私の術式見えてんな』





そう言った直後、女は懐から何かを取り出し、私に投げる。





『凝固』





凍結させたそれは呪具だった。




呪詛師…ではないな。




呪力量が少なすぎる。





『質問に答えろ。この呪具、誰にもらった？正直に答えないと私はお前を呪詛師として殺すから』





小雪「茶髪で髪の長い女！その女に悟に彼女がいたらこれで殺せばいいって言われて…っ」





嘘ではなさそう。




その呪詛師は多分私を狙ったんだろうな。




そんでもって、私が五条の家にいることを知ってる。




嫌な予感がする。




杞憂だったらいいけれど。

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