☆それはきっと ページ31
夏油「ふ、はははは。悟がそんなことを言うなんて思わなかったよ」
はぁ、しんどいとお腹を抱えて笑う夏油は、私の知っている夏油で安心した。
私は先日の一件を思い切って夏油に話すことにしたのだ。
結局五条はあの後、“今日俺とした会話の内容を全部忘れろ。じゃないと殺す”と理不尽なことを言っただけで、他は何も話してくれなかった。
よって夏油に直接聞くことにしたというわけである。
私を友達として好きかどうか。
夏油「もちろん好きだよ。友達だしね」
『クソ五条め。変な勘違いさせやがって』
夏油「多分悟も戸惑ったんだろうな…ふふ」
よっぽど面白かったのか夏油は再び笑う。
『そんなに面白かった？この話』
夏油「面白かったよ。意思疎通できているようで全くできていなかったところとかね」
『え！？私ちゃんと意思疎通できてると思ってたんだけど』
私はそう思っていても、夏油は違うらしい。
夏油「悟の思っていた好きと、Aが思っていた好きは別物だ」
『………っ！！そういう…っ』
夏油の言葉を聞いて今更ながらに理解した。
五条は夏油のことを友達として好きなのか聞いたわけではなく、異性として好きなのかと聞いたのだ。
『うわー…恥ずかしい…』
私確か“好きなのは私だけ…？”とか悲劇のヒロイン定番のセリフを言ったよな…？
夏油「きっと悟はもっと恥ずかしい思いをした筈だ」
『確かにめちゃくちゃ動揺したりはしてたけど。アイツへのダメージは実質ゼロじゃない？好きな人を暴露したわけでもあるまいし』
そもそもあんな我が儘理不尽おぼっちゃまが人を好きになるのかって話だけども。
自分以外に興味なさそう。
夏油「そうでもない」
『えー？』
夏油「間違った思い込みというのは意外と恥ずかしいものだから」
意味深な笑顔を浮かべる夏油。
『五条に彼女ができるならどんな人だろう』
夏油「それは_____」
『それは？』
夏油「秘密。流石に悟に怒られてしまうからね」
『夏油のケチ』
五条の彼女になれる人がいるとしたら、それは心が優しくて広いお淑やかな人だろうなぁ。
じゃないと多分耐えられない。
五条の傍若無人っぷりを思い出して笑った。
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REI - 誕生日が夢主ちゃんと11日違いでしたああああ！！！！下のコメントの「ゆかりさん」と似ていますね（＞-＜） (2021年7月30日 19時) (
レス) id: bd6d581c0c (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 誕生日夢主ちゃんと1日違いでびっくりしました！ww 運命かな？ (2021年7月21日 4時) (レス) id: d69ff754f7 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - めっっっっっっっっっっっっっっっちゃっっっっっっっ好みです (2021年5月22日 9時) (レス) id: 4534ab9975 (このIDを非表示/違反報告)
緑の白猫 - 小さなやり取りから丁寧に作られて凄いです。応援しています! (2021年2月24日 21時) (レス) id: 41276e8159 (このIDを非表示/違反報告)
刹葉(プロフ) - 梅雨の目さん» 様なんてつけていただける程の人じゃないです私(笑)梅雨の目さんの作品とても好きなので、読んでいただいていたことに私も驚いてます！好きとまで言っていただけて嬉しい限りです…！更新頑張ります！！ (2021年1月19日 19時) (レス) id: 1a2812ca8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹葉
| 作者ホームページ：http://mobile.twitter.com/fall_0613
作成日時：2020年12月6日 13時
