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伏黒「なっ…五条先生!どうして此処に」
五条「や、来る気なかったんだけどさ。流石に特級呪物が行方不明となると上が五月蝿くてね。観光がてら馳せ参じたってわけ。Aが途中でスイーツ巡り投げ出して恵のとこに行くーなんて言うから妬いたんだよ?僕」
『ははは、草』
先生もそんな冗談言えるんだな。
五条「で、見つかった?僕からAを奪ったんだから、もう見つかってるよね?」
『なんかムカつくんで私の名前出さないでもらってもいいですかね。ムカつくから』
五条「二回もムカつくなんて言わないでよ。僕はAの任務先にも着いてっちゃうくらいAが好きなのに…!!あ、土産買って来なさそうだなとか思って来たわけじゃないから。Aが忘れそうだから自分で買おうなんて思って来たわけじゃないからね!?」
『そーゆーとこがムカつくって言ってんすよ、悟君』
虎杖「あのー…ごめん。その呪物?ってやつ、俺が食べちゃった」
虎杖君の発言に先生は笑顔を浮かべたまま数秒固まる。
五条「………マジ?」
「「『マジ』」」
目撃者二人と自白者一人。
彼の言っていることは事実である。
五条「んー?……ははっ、本当だ。混じってるよ。体に異常は?」
虎杖「特に…」
五条「宿儺と変われるかい?」
虎杖「スクナ?」
五条「君が喰った呪いだよ」
虎杖「あぁ、うん。多分出来るけど」
先生と虎杖君の言葉のキャッチボールを恵の頭をよしよしと撫でながら聞いていたら手を払われた。
どうして?恵ちゃん。
五条「じゃあ十秒だ。十秒経ったら戻っておいで」
虎杖「でも…」
躊躇う様子を見せた虎杖君に先生は決め台詞を
五条「大丈___」
『大丈夫、僕最強だから』
言わせないぜ☆
五条「A、高専戻ったら覚えとけよ」
『え。なんでぇ?決め台詞取っただけじゃ〜ん。ケチぃ』
五条「決め台詞大事だから。だからお前は死刑」
『生徒に言う台詞じゃないと思いまーす。クソ先生』
伏黒「…マジ同レベルじゃねぇか」
なんて呟いた恵に向かって先生はある物を投げた。
五条「取り敢えずAのことは高専に戻ってから対処するとして、恵、これ持ってて」
伏黒「これは?」
五条「喜久福」
『…やっぱ私が忘れると思って買いに来てんじゃねーですか、この野郎。サイテー。糖分の取りすぎで死んじまえ』
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緋雪(プロフ) - 大好き過ぎて定期的に見てます泣泣泣 (2023年3月30日 3時) (レス) @page32 id: 44bf006712 (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - 刹葉さんの作品大好きです!!以前のぶりっ子のお話もとっても好きでしたが、今回のお話の五条先生もとっても好きでした!! (2022年2月10日 18時) (レス) @page32 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
jyjy - ガチ泣きしました…… すっかり作者様のファンです! (2022年1月29日 19時) (レス) @page32 id: 2ce4079fbc (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - めちゃくちゃ泣きました…。感動しすぎて。作者様は本当に神ですね。どの作品も本当に面白いです!これからも頑張ってください! (2021年7月21日 3時) (レス) id: d69ff754f7 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 泣いてしまいました…! 続編が欲しいと思うのは私だけではないはず! (2021年3月21日 18時) (レス) id: 2fea210edb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:刹葉 | 作者ホームページ:http://mobile.twitter.com/fall_0613
作成日時:2021年2月23日 13時