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気付けばいつも隣には五条がいた。
親友である硝子と過ごす時間よりもずっと五条と過ごす時間の方が多かった。
その事実に気付いたのはつい最近。
(お前が名雪?…ただの雑魚じゃん)
そんな最低な一言から始まった私と五条の関係。
(大切じゃなかったらAのこと捜したりしない)
(お前の代わりはいないんだよ…!!)
(……Aが好きなんだよ、僕は)
『…いつから好きだとか、どこが好きだとか聞かれても分からない……分からないけど好き…大好きなんだよ、五条が…!!』
五条の背に回した手に力が入る。
五条と離れていたのは一週間と少し。
そんな少しが何ヶ月にも何年にも思えてしまって、止まらない涙が五条の服を濡らしていく。
『五条が元カノといた時、二人まとめて殺してやろうかと思ったよ。……けどそれ以上に辛かった』
幼い頃から普通の女の子が羨ましかった。
私にはない選択肢を持っていて、普通に恋して、付き合って、好きな人と家庭を築ける彼女達が。
“好きな人の特別になれる”
それが何よりも羨ましくて。
だから心から好きだと思える五条と付き合えて凄く嬉しかった。
私も誰かの唯一になれるんだって。
でもあの瞬間、私は特別なんかじゃなくて数多の選択肢の中の一つだったと思ってしまったから。
本当に辛かった。
五条「ごめん、A。…泣き止んでよ。再三言ってるでしょ。お前に泣かれると調子狂うんだって」
『お前の…所為じゃん…!』
五条「…そうだけど」
抱き着いている私は五条がどんな表情をしているのかなんて分からなかったけど、その声音は困っているように思えた。
五条「ねぇ、どうしたら泣き止んでくれんの?」
『どうしたら泣き止めるかなんて私が知りたい…!』
五条「……A」
優しい声で名前を呼ばれたものだから私はそのまま顔を上げて、再び口を塞がれる。
息が出来なくなるほどの深いキス。
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shyaberuazarashi(プロフ) - やばい解釈一致すぎる…すっきりしたしもう色々最高でした! (12月18日 22時) (レス) @page46 id: e3d211137e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうり?★*゚(プロフ) - このくそヤリチン五条許せん、、、!ヒロイン普通に可哀想 (7月24日 11時) (レス) @page31 id: 35bcc8e605 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - いや五がそもそもあありえないけど、別れたって元カノに言ってたよね?あれでよく許せたな (2021年10月25日 5時) (レス) @page46 id: c00755ba92 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん - 何だか最後までヒロイン報われなくて可哀想、、もっとこの糞ヤリチンを徹底的にボコボコにしてあげて欲しかった(笑) (2021年7月3日 8時) (レス) id: c2c5a94e17 (このIDを非表示/違反報告)
みー - この作品めちゃくちゃ面白かったです!鈴ちゃんが五条先生を殴っててくれて安心しました!(笑)あのまま許してたら私の気が収まらん!!本当に面白かったです! (2021年2月26日 20時) (レス) id: bb74a842ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:刹葉 | 作者ホームページ:http://mobile.twitter.com/fall_0613
作成日時:2021年1月12日 1時