過保護のお兄ちゃん。出来ました。【m.f.m.f】

じゅーなな！ ページ17

A 視点


お兄ちゃんの部屋に行ったらうーうーと悩んでいた。
どうせ新曲のアイディアとかでないんだろうなーと
おもって寄ってみることにした。
ちょうどホットミルクを作ってお兄ちゃんに持っていくついでだったから丁度いい。



「新曲のアイディアが出ないの？」



お兄ちゃんはびっくりした様子で私を見つめた。
若干赤くなってる？
熱でもあるのかな……？



真冬「うん。そうなんだよね」



そう言ってまた普通のお兄ちゃんに戻ってしまった。
兄弟モノの恋愛を描きたいらしく、
構図が浮かばないらしい。
そりゃそうか。
お兄ちゃんは兄妹で恋愛なんてしたことないもんね。
言うて私もないけど……

でも密かに、お兄ちゃんの事は想ってる。
ちなみに会った時から。
外との温度差は激しかったけれど、
過保護なのも、冷たいのも全部全部
私のためだと思うと胸が苦しくなっていった。
何年ぶりの感触だろう。

胸が苦しくて鼓動が早くなっていく。
これが恋だと知るのも
そこまで時間はかからなかった。



「例えば、これがお兄ちゃん。そしてこれが私。これがそらるさんだとして…」



置き換えて話すのが
いちばん手っ取り早いと思ったが、
それよりも、
お兄ちゃんと長く話す機会が欲しかった。
新曲のアイディアについて話という使われ方をしても、話すのには変わらないから全然苦ではない。



真冬「あ、そうだ。A」


「ん？どうしたの？」



少し期待していた。
もう少し話さない？だの、今日一緒に寝ない？だの。まぁ、お兄ちゃんに限ってこれはないと思った。
だってコミュ障気味のお兄ちゃんがあれこれとやかく私に甘えることが少ないから。

お兄ちゃんはなにか言いたそうにしていたけれど、
結局おやすみと言って作業し始めた。



「うん。おやすみ」



そう言って扉を閉める。
あーあ……今日も収穫なし…か



彼方さん。お兄ちゃんが靡かない……


Aから行くのもありだと思うけど。まぁ、頑張れ。そらるさん応援してる。



他人事だと思ってんだな？このハンペン←
私から行く？
どうやって？それを彼方さんに聞いてるんだけど？？
いや、待ってても仕方ないってことか。
善は急げ。ともいうし。
明日から実行してみようかな。

"想われよう作戦"

…………ネーミングセンス皆無じゃん。草。←←

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

「じゅーろく」話飛ばして投稿してました……w
ごめんなさい

じゅーはち！→←じゅーろく！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す