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「__……ネ、ネネ!コウ!」
「………えっ。」
「………へっ。」
雪のいきなりの下の名前呼びに、おもわず間抜けな声が出た。
しばらく固まっていると、二人揃って突然驚き出した。
「な、なななな…っ!!」
「コっ…コウって……!?」
「いやそんなに驚くこと…?」
想像以上の反応に、雪は呆れてしまった。
そこまでの事だろうかと考えるも、大したことではない。
ただ、二人が嬉しさと驚きで混乱しているだけなのだから。
「__で?名前呼び……いい?」
「「!!」」
もちろんっ!
一度顔を見合わせて、その後思いきり頭を縦に振りながら笑顔で言った。
雪は、よかった。と頬を思いきり緩ませながらぼそりと呟く。
こういう事は雪にとって、かなりの緊張を抱く。
何故なら、生前でも言った事がないからだ。
雪には
生前では、花子や怪異らしか仲良くも無かった。
だから二人とより仲良くなれてかなり嬉しいのだ。
___
「__めずらしーね、ユキからあーゆーのって。」
「んー?だってさ!二人とも〜っと仲良くなりたかったんだ!」
生前の時からの気持ちが強かったからかな……。
そう悲しげに言う雪は脆くて、触れば崩れてしまいそうなほど儚かった。
自分の目に、雪がそう見えておもわず出しかけた手を引っ込めてしまった。
ただただ見つめるだけ。
。
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紅藍泉。(プロフ) - 迷い猫さん» 絵?………絵??()マジすか??結構前のイラストっすよ??褒めていただきありがとうございます!!!! (2021年9月26日 2時) (レス) id: 72d8e8ff48 (このIDを非表示/違反報告)
迷い猫 - 絵が尊い……!←何それ (2021年9月25日 17時) (レス) @page1 id: 639c61a784 (このIDを非表示/違反報告)
紅藍泉。(プロフ) - ミリアさん» ミリアさんすみません、以前友達と合作したことがあるのですが全然続かないということがあり、更新も遅れそうだなと。自分には向いていない気がして多分恐らくは出来ません。申し訳ございませんが他のとても上手い作者様方とやられた方が凄く良いですよ!僕なんかよりも! (2020年6月27日 1時) (レス) id: 652fbe376d (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 紅藍泉。さん» あの、良かったら一緒に合作しませんか? (2020年6月26日 23時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
ミク(プロフ) - そうなんですか!でも生前の名前可愛いですよ! (2020年6月22日 6時) (レス) id: 1e828f9e08 (このIDを非表示/違反報告)
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