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無理矢理事件があった次の日の出来事。







「ねー助手のミナモトー。」

「助手にはなってないっす!!」

「とかいいつつも敬語だよ。」




キチンと掃除もしてるし…。



と、彼……源 光をじっと見つめる少女。

旧校舎の屋上では、昨日助手となった祓い屋の少年 光は、助手にはなっていないと言いつつも屋上の掃除をしていた。




「……だいたい何で助手が必要なんすか?」

「うんや、特に理由は無いんだけど…。強いて言えば掃除めんどくさいから?」

「………そーすか。」




少女の笑顔にヤられながらも、手は止めずに掃除を続けた。




「ツッコまないの〜?」

「近いっす!!!!」




いつの間にか背後から抱きついていた雪に、おもわず大きな声を出して離した。

雪は声がかなり大きめだったからか、耳を抑えて、うるさいと言って少しだけ距離をとった。




「せめて動かないでくださいよ…。」

「なんで?」

「無駄に距離が近いからです!!」




何度言っても聞きやしない雪は、そこら辺をふわふわと飛び回っていた。

すると光は、何かを思い出したかのように、あ、と呟いた。




「どーした?」

「あー、えーと……雪さんって"トイレの花子さん"知ってます…?」

「花子?」




何故突然聞いてきたのかわからず、首を傾げた。




「知ってるけどどーかしたの?」




と雪が言うと、光は嬉しそうな顔で杖を持った。




「ほんとっすか!!?」

「うん。それとなんでそれ持ってんの?」




雪は聞いたが、「待ってろ花子!!」とかなんとか叫んでいただけだった。




「祓うのかな?」




じっと見つめていたが、無理だろうなと悟った雪はトイレへと向かった。

もちろん七不思議の七番目、トイレの花子さんのところだ。








「雪さん!さっそく教え……っていない!!?」




助手くんは置いていってしまいました。







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紅藍泉。(プロフ) - 迷い猫さん» 絵?………絵??()マジすか??結構前のイラストっすよ??褒めていただきありがとうございます!!!! (2021年9月26日 2時) (レス) id: 72d8e8ff48 (このIDを非表示/違反報告)
迷い猫 - 絵が尊い……!←何それ (2021年9月25日 17時) (レス) @page1 id: 639c61a784 (このIDを非表示/違反報告)
紅藍泉。(プロフ) - ミリアさん» ミリアさんすみません、以前友達と合作したことがあるのですが全然続かないということがあり、更新も遅れそうだなと。自分には向いていない気がして多分恐らくは出来ません。申し訳ございませんが他のとても上手い作者様方とやられた方が凄く良いですよ!僕なんかよりも! (2020年6月27日 1時) (レス) id: 652fbe376d (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 紅藍泉。さん» あの、良かったら一緒に合作しませんか? (2020年6月26日 23時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
ミク(プロフ) - そうなんですか!でも生前の名前可愛いですよ! (2020年6月22日 6時) (レス) id: 1e828f9e08 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅藍泉 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2020年2月23日 0時

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