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24. ページ26

「え…。」




先輩 と、光が少し離れたところで叫ぶ。

斬られる……そう思い、ぎゅっと目を瞑ると、雪に抱えられていた。




「雪ちゃん!」

「大丈夫?ヤシロ危ないねー。このまま抱えてよっかなっと。」




え、と雪を見上げれば、すでに継続して抱えるつもりなのか、抱えやすい持ち方に変更していた。




「え!?え??だ、大丈夫だよ!大丈夫だから下ろして〜!!」




恥ずかしくなり、バタバタと暴れ出す寧々。




「……はいはい。じゃあせめて前の方走ってね。」

「……は、はい。」




ゆっくりと下ろしながら言われ、何故かドキドキしてしまう寧々。




「(なんか……雪ちゃんがかっこいい!?)」




と、こんな事をしている間に、巨大な鋏は一度は壊れたが、再び再生し攻撃を仕掛けに来た。




「わっ。」

「きゃっ。」




寧々の腕を掴み、ひとまず退避する。




「お二人さん……ふざけてるバアイじゃないんだケド…。」

「ふ、ふざけてないもん!雪ちゃんが助けてくれただけだもん!!」

「うおっ!来た!!」

「なんか……イマイチ緊張感ないねー。」




と、足元にわらわらと集まる人形達を一掃しながら呟いた。




「だってそれは二人のせいデショ?」

「二人ってダレの事?ミナモトとヤシロの事?」

「違うでしょ…。」

「鋏来てますよ!?」




光の言葉に振り返ると、真後ろまで迫っていた。




「よし……逃げろー!」




と、走ったはいいものの、扉は閉まっているし、真後ろでジョキンジョキンと鳴っている。

まさに絶体絶命……!!

かと思いきや、勿怪達がそれぞれが見つけて来た腕を持って来てくれていた。




「腕をあの祠に!」




そう言われた光は、四つの内の一つを手に取ると、思いきり投げ入れた。




「おーっし!!」

「オー投げた。」

「うわー入った。」




すると、扉が開くような音が聞こえ、扉の方を見ると開いていた。

迷わず逃げ込み、難を逃れて次のステージへと向かう____。







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紅藍泉。(プロフ) - 迷い猫さん» 絵?………絵??()マジすか??結構前のイラストっすよ??褒めていただきありがとうございます!!!! (2021年9月26日 2時) (レス) id: 72d8e8ff48 (このIDを非表示/違反報告)
迷い猫 - 絵が尊い……!←何それ (2021年9月25日 17時) (レス) @page1 id: 639c61a784 (このIDを非表示/違反報告)
紅藍泉。(プロフ) - ミリアさん» ミリアさんすみません、以前友達と合作したことがあるのですが全然続かないということがあり、更新も遅れそうだなと。自分には向いていない気がして多分恐らくは出来ません。申し訳ございませんが他のとても上手い作者様方とやられた方が凄く良いですよ!僕なんかよりも! (2020年6月27日 1時) (レス) id: 652fbe376d (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 紅藍泉。さん» あの、良かったら一緒に合作しませんか? (2020年6月26日 23時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
ミク(プロフ) - そうなんですか!でも生前の名前可愛いですよ! (2020年6月22日 6時) (レス) id: 1e828f9e08 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅藍泉 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2020年2月23日 0時

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