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22. ページ24

ひとまず、と雪を落ち着かせながら腕を探そうと言う寧々。

先輩がそう言うならと光も納得。

雪は未だに寧々の腕の中だ。




「そーそー。探しモノも案外タノシーよ。」




と、全員(?)探す気も起きた……かと思えば、




「おたから発見。」




見つけたのは本。探しているのは腕だ。

さらにジャンルが男の人用。

寧々は雪を連れてそそくさとその場を離れた。




「ヤシローあれイーノ?」




マジメに探す気無いよと言う雪。




「……ほっとこうね。」

「はーい。」




と、雪に言った寧々だったが、気にしている様子。

ダメだダメだと頭から消そうと再び探索を開始したのもつかの間、視界の隅に写ったモノに目がいった。




「こっこれは…!!」




_




【腕みつけました】

木彫りの筋肉・ロボットのアーム・ぬいぐるみの腕・マネキンの右腕




寧々以外はまともなモノを見つけていなかった。




「探すのは女の人の右腕なのよ!源くん自分の好みの腕持ってきたでしょう。花子くんと雪ちゃんは真面目にやる!」

「えぇ……ぬいぐるみ……ダメ?」

「ダメ!」

「むぅ。」




と、寧々のお説教タイムだったのだが、やはり違和感があった。




「もうっ聞いてるの!?」

「え、えーっとぉ…。」

「ヤシロ……。」

「ねーヤシロー…言いづらいんだけどさ…なんか変じゃない?」

「そう?」




もちろん目線の先は寧々の胸。

明らかに何かが入っているような感じだ。




「元々こうだったと思うけどっ?」

「そーだっけ…。」




くいっとポーズを決めると同時に、ズルリと胸がずれ、地面へと落下した。

それぞれが落ちたモノへと目を向け、沈黙が続く。

途端に寧々は大きく振りかぶって遠くへと投げ捨てた。

花子と光は互いに顔を合わせ、寧々に声を掛けたが、しどろもどろになる。




「あ…今のはね…えっとほら…あれよ…あの…ちがくて…。」




視線も泳ぎまくり。

ふいに肩にぽんっと手が置かれ、何も言わなくていいからという花子の言葉にトドメをさされてしまった。




「花子がトドメ刺した…。」

「あるのはユキだけでジューブンだよ。」

「え……。」








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紅藍泉。(プロフ) - 迷い猫さん» 絵?………絵??()マジすか??結構前のイラストっすよ??褒めていただきありがとうございます!!!! (2021年9月26日 2時) (レス) id: 72d8e8ff48 (このIDを非表示/違反報告)
迷い猫 - 絵が尊い……!←何それ (2021年9月25日 17時) (レス) @page1 id: 639c61a784 (このIDを非表示/違反報告)
紅藍泉。(プロフ) - ミリアさん» ミリアさんすみません、以前友達と合作したことがあるのですが全然続かないということがあり、更新も遅れそうだなと。自分には向いていない気がして多分恐らくは出来ません。申し訳ございませんが他のとても上手い作者様方とやられた方が凄く良いですよ!僕なんかよりも! (2020年6月27日 1時) (レス) id: 652fbe376d (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 紅藍泉。さん» あの、良かったら一緒に合作しませんか? (2020年6月26日 23時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
ミク(プロフ) - そうなんですか!でも生前の名前可愛いですよ! (2020年6月22日 6時) (レス) id: 1e828f9e08 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅藍泉 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2020年2月23日 0時

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