第三話 ページ4
｢ドクトリーヌ……。｣
ドクトリーヌと呼ばれた老婆 Dr.くれはとナミの居る部屋に、ノックをしながら入って来たのはAだ。
｢なんだいA。あいつらの治療は終わったのかい。｣
｢うん!でも何であんな中途半端な…。｣
彼女がそのままやっていたって、すぐ終わる程だったというのに、何故途中までしかやらなかったのかと、不思議そうに見やる。
だが、本人は知ってか知らずか、足音が響く部屋の外に顔を向けた。
｢起きたばかりだというのに騒がしいねェ。｣
｢ぎゃああ!!来たあああ!!!｣
近づいてくる足音にビビり、ドクトリーヌへと抱きつく。
ドタドタと騒がしく部屋に入り込んだ二人は、Aを見つけると嬉しそうに近寄った。
だが、彼女は拒む。
ドクトリーヌや、過去に彼女が唯一心を開いた男。
二人以外の人間は嫌いだから。
二人以外の人間の反応なんて目に見えているから。
｢来んな人間!!僕はお前らなんか嫌いだ!!｣
必死に拒むが、ルフィを見ると数時間前の言葉を思い出す。
｢仲間｣____。
そう言って、自分よりも
____しかし、嫌いなものは嫌い。
仲間だと言って、信じ合える彼らが羨ましい。
自分にはもう、出来ないのだろうか……。
｢………。A、あんまりくっつくんじゃないよ。｣
｢!!?ドクトリーヌ!?｣
フードをガッと掴まれたかと思えば、二人の方へ投げられた。
キャッチされたが、腕の中で暴れて外へ逃れてしまう。
｢っあ!!待てー!!｣
｢お前が待て!!お前が行くんじゃねェ!!!｣
｢ぎゃああああ!!来たあああああ!!!｣
最後まで彼女の悲鳴は城の中まで響いた。
｢………あの子……何なの?｣
静かになった部屋の中で、ナミはぽつりと聞いた、
｢…………。ただの……悪魔の実の能力者さ。｣
｢能力者……。｣
普通は人間に角は生えない。
悪魔の実を理解した彼女にとっては、何ら不思議ではなかった。
｢それにしても……随分好かれてるのね。｣
私もあんな可愛い妹欲しかったわ〜。
ドクトリーヌの顔を見ながら言うと、持っていきたければ持っていけ。
彼女はそう言ったのだ。
｢あの子は娘みたいなものだが、海に出たがってる。……あの子は父親にそっくりなんだよ。｣
そう言う彼女の目に浮かぶのは、独特な笑い方のヤブ医者。
Aの親代わりだった。
。
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紅藍泉。(プロフ) - ゆりなさん» うわああはじめましてありがとうございます！！夢主ちゃんを褒めてくれて嬉しいですっ(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))頑張ります…更新遅くて申し訳ねぇです…。 (2021年9月13日 21時) (
レス) id: 72d8e8ff48 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりな - 初めまして！夢主が可愛くてしょうがないです！更新頑張って下さい！！絶対見ます！ (2021年9月13日 21時) (レス) id: 81c88da7a7 (このIDを非表示/違反報告)
紅藍泉。(プロフ) - しんさん» すみません……。ですがこの字体は他の方が作られたCSSなので変えることはできないと思います…。変えていいのか分かりませんが、一応やれるだけやってみますね! (2020年12月20日 2時) (レス) id: 04165fdadd (このIDを非表示/違反報告)
しん - 普通の文字にしてくれ！読みづらくてしょうがねぇ (2020年12月19日 15時) (レス) id: c568ad6af4 (このIDを非表示/違反報告)
紅藍泉。(プロフ) - ナルシストさん» わー!!ありがとうございます!すみません全然更新出来てなくて…っ。そう言って下さり嬉しいです! (2020年5月9日 23時) (レス) id: 652fbe376d (このIDを非表示/違反報告)
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