朝 ページ19
『お父さん?お母さん?どこ行くの??』
?『迅来てはダメだ。』
?『あなたはそこにいなさい。』
『なんで?お父さん、お母さん、ねぇ……』
?「ん……じん……迅。起きろ。」
「ん?舘さん……もう朝?今何時?」
宮舘「朝だよ。今は、5時半だよ。」
「5時半……はや…」
宮舘「そう?もう、照は行ったよ?」
ひかる……ひかる……
「だれそれ。」
宮舘「え。岩本照。覚えてないの?」
「あ、あれって『ひかる』って読むの?」
『てる』じゃないんだ。
てか、
「もう、出かけたんだ……はやぁ。こんな朝早くからジム経営するの大変だなぁ……」
宮舘「ほら。早く起きて。ご飯作るよ。」
「はーい。」
早く行かないと舘さん怒らしたら大変らしいので(ノートに書いてた時に何故か渡辺さんが言ってきた。)
ちゃっちゃと着替えて、エプロン……エプロンどこいったかな。
あ、あったあった。
エプロンを付けながら、階段を降りていると、前からぴょんと跳ねてる毛がそのままな、あ、あべさん(だったっけ。)が上がってきた。
?「すみません……先日言うのを忘れてたんですけど……朝ご飯って今からでも食べれますかね…」
「あ、えーと……阿部さんでしたっけ?多分大丈夫です。とはいえ、作るのは僕ではないんですけどね……下にソファあると思うんでそこでくつろいでてください。」
阿部「あ、そうなんですね。分かりました。あ、あと呼び方なんでもいいですけど、阿部さんは堅苦しいんで他の呼び方で…笑」
「え。えぇ……そういうの1番センスないのに……。うーん……」
阿部、阿部さん、亮平さん、あべちゃん…
「あ、あべちゃん!」
阿部「あ、それいいですね!今度からそれ使ってください!」
「あべちゃんね。よし。覚えた。あ、僕のことは迅でいいですよ!」
阿部「はい!」
宮舘「ちょっと階段でなに世間話してんの。早くきなよ。迅。阿部もお前は寝癖直してこい。」
「うわわ、今行こうとしてたんだよ舘さん!」
阿部「え、ちょっと待って、寝癖ついてんの!?言ってよ迅!」
パタパタパタ……
「え。ごめん。」
というか……
「ねぇ。舘さん。」
宮舘「ん?」
「いつの間にそんなに仲良くなったの……」
宮舘「昨日。」
「貴族のコミュ力恐ろし!」
141人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:青いうるふ | 作成日時:2020年2月23日 3時