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★ Episode167 教示 ページ21
スクアーロやベルは何もすることが無くなった。
ただ私を解放させれば良かったのだ。
女はあ、ぁと小さく雪崩落ち、私を憎々しげに睨んだ。
そんなの、全然怖くないよ。
小さくて、無力で、無害なものがこちらを睨んでも恐怖しないでしょう?
｢･･･うぅん、ここに来て初めて捕まってみたけど案外つまらなかったよ｣
｢っ〜!!てっめぇ!!｣
｢うわ･･･ミユキより綺麗な顔してるくせに･･･｣
ベルが後ろからそう呟いたのがわかった。
私も綺麗な顔と思うよ。
｢あなたをすぐ殺さなかった理由を教えるね。
一つ教えておこうかなーって｣
｢ふざけんな!!てめぇのせいで!!｣
ベルやスクアーロはややドン引きしてる。
私は気にすることなく、男が持っていたサブマシンガンを手に取った。
構造はきちんと把握している。
一撃に込められた殺傷能力は低いが、何十も打てる。
｢私、昨日ザンと式を挙げたの。結婚式よ。
もう私は婚約者じゃなくて、妻なの。
あともう一つね。サブマシンガンって、こう構えてこう打つのよ?｣
無表情に私は、女に向かって引き金を引いた。
その後は言わなくても分かるだろう。
☆ Episode168 失脚→←☆ Episode166 退屈
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作者名：にゃんダル三世＆凛 x他1人 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年9月10日 20時
