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人の目 ページ4
風磨 side
．
いつからだっただろう。
君を目で追うようになったのは。
ちゃん話したこともないのにな、
初めの印象は、俺の周りにいる女子と違う。
ってことだけだった。
すごく大人びた雰囲気で、
化粧気のないその顔も、とても整っていて、
少し着崩した制服も着こなしていて。
所謂、清楚な感じ。
学校の男子には、��高嶺の花��なんて呼ばれて。
学校の女子たちにとっては、��憧れ��になった。
彼女は、そんなこと気づいてもないけど。
きっと、彼女にとっては、どうでもいいことなんだろうな。
でも、人見知りなのか決まった人としか話さない。
誰だか知らない野球部のやつに、
満面の笑みで笑っていたり、
櫻井先生と話す安心しきった顔を見たりして、
俺にも、そんな顔を向けてほしい。
そう思ったんだ。
．
続く
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作者名：しおり | 作成日時：2018年9月16日 18時
