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思考 ページ2






夏が去り、肌寒い風が私の頬をかすめる。

高2の秋。





夏休み後の学校生活は、

寝不足な私にとってすごく苦痛。









それでも、重い足取りを校舎に運ぶ。


いつもよりも、余裕に来た分、生徒は、1人や2人くらいしか見かけなかった。





昇降口の靴箱にローファーを入れる。


上履きを床に置いて、足を入れようとした時、




「 やっベー!!!! 」


そんな声と、荒々しくロッカーを閉める音が

ロッカーを挟んだ向こう側から聞こえた。





どこかで聞いたことのある声が、私の耳に残った。




しっかり上履きを履いた後、その声の主であろう、男子生徒が廊下を走ってる背中が見えた。






どこかで見たことある走り方が


なぜだか、私の思考を止めた。








なぜだろう、懐かしい気持ちになって、





A「 あれっ… 」



頬を一筋の涙が伝った。




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作者名:しおり | 作成日時:2018年9月16日 18時

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