23 ページ23
藤井「Aはさ、
その、今の彼氏と付き合ってて
そのー、ほんまに 幸せ…なん?」
私を抱きしめたま歯切れの悪そうに言う
「会社のね、同期なの
ものすごく優しくて
笑顔が素敵で
この人と居れば確実に私は幸せになれるの」
藤井「…」
「でもね、彼の優しさが私には重いの
重くのしかかってくるの
彼は私に何度も愛を示しているのに
私はそれを受け取るだけ受け取って
大好きだとか
愛してるって可愛い言葉も言えないの」
藤井「…うん」
「どう頑張っても
私の頭の中には
流星がいるの」
藤井「…ふーん。え?」
「彼にキスされた時も
どうしても流星のことを思い出したの
その度に私は最低だって
自己嫌悪に襲われて
忘れてこの人と幸せになろう
そう思ってたの」
藤井「そんなん、あかんて」
「彼と付き合う前から本当は気づいてたの
私、流星が好き」
藤井「…ん。俺もAが好き」
「もう、言うことはないわ。
さよなら」
私は服を着てそのまま飛び出した
252人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ありさ(プロフ) - 完結おめでとうございます!すごく面白かったです!次の作品は淳太くんmainがいいです!よかったらでいいのでよろしくお願いします! (2017年4月16日 19時) (レス) id: db0fdd9cc8 (このIDを非表示/違反報告)
るぅ桐(プロフ) - めっちゃ良かったです!完結おめでとうございます! (2017年4月13日 21時) (レス) id: 7c9858e2f8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:(◎) りり | 作成日時:2017年3月31日 2時