畑の皆に○○してみたされてみた！

自傷行為してみた。 ページ17

皆の目の前で自傷行為。

私なんて…どうせ生きてる価値ないし。

(シリアス)



#はじめしゃちょーの場合

は「ばか…」

涙を浮かばせたその目には、悲しみなのか怒りなのかよく分からないものが詰まっていた。

私が黙っていると、はじめ君は正面から私を抱き締める。

は「泣き止むまで離さないから」

「泣いてもいいよ」と分かりやすく遠回しにされた。
でもそれが嬉しくて、私ははじめ君の胸の中で泣き叫んだ。




#だいちぃの場合

だ「なんもわかってないな俺」

いつも間にか、だいち君は私の手を強く握って、下を向いたまま鼻を啜っていた。

なんでだいち君が泣くの？と掠れた声で私は問う。

だ「好きな子がこんな辛い思いしてるからでしょ…」

不意に注がれたその言葉に、私の涙の零れる速度は加速するばかりだった。





#たなっちの場合

た「えっ…？」

血だらけの腕を見つめ、棒立ち姿になったたなっち。

涙で腫れた私の目を見て、きっとこれはドッキリなんかじゃないんだと悟っていたようだった。

た「キツかったんなら俺に言いなよ…」

強がってるようで、弱音を吐くような声でたなっちは言った。

こんな私でごめんなさい…。





#やふへゐ先生の場合

や「またやっちゃったの…？」

まるで以前から知っているような様子のようへい君。

「バレバレだよ」と悲しげな表情を浮かべた。

や「俺、Aちゃんの悲しい顔なんて見たくないよ…」

更に顔が歪むようへい君。

ようへい君が泣いたら、私だって泣いちゃうじゃん。





#トマトクンの場合

と「辛かったんだね」

頭に手を置いて、私を優しく抱き寄せたともたか君。
その瞬間、安心と嬉しさで涙が溢れてきた。

と「沢山泣いて、今日は一緒に暖かいご飯でも食べに行きましょうよ」

背中を擦りながら、ともたか君はずっと私を抱いてくれている。
その温もりで、腕の痛さなんてもう無くなっていた。





#テツヤの場合

て「俺、気づいてやれないのダサいな…」

そう言いつつ、腕の血を優しく拭き取ってくれるてつや君。

私は黙ったままで、正直てつや君には申し訳なかった。

て「申し訳ないとか思わないでよ？お互い様なんだから」

曇っていた心を晴らすような笑顔のてつや君。

その晴れやかな笑顔に、私は何度救われただろうか。

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