すみだ署の紅一点 (ページ10)

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ストーカー事件ページ10

※神谷sideに出てきたやつです。

朝から特に何も無いまま、そろそろおやつの時間になる。←

私は小腹が空いたから、
黒島ちゃんこと沙和ちゃんが作ってくれたクッキーを取り出す。

『水城さーん、このクッキー食べますー？？』

水城「おー！美味しそうだね〜」

『これ紅茶クッキーなんですよ〜ぜひぜひ食べてください！』

水城「んー！美味しいわー！」

『ですよね〜！！』

クッキーを食べながら、この前相談に来た女子高生のことを思い出す。

名前は結衣ちゃん。

ここ最近ストーカー被害にあっているとの事。

結衣ちゃんが通っている学校は私の母校でもあるため、相談しに来てくれた時に元気づけようと学校の話もした。

話を聞いた感じだと、とってもいい子で頭が良いらしい。

おまけにスタイルも良くて可愛い。

完ぺき少女だ。

ストーカー行為をしている犯人はまだ特定できていなかった。

情報が少なすぎるんだよなぁ。

そう考えていた時に私の携帯がなった。

結衣ちゃんからだった。

結衣くるみさん、助けてください。

まさか、と思い私は神谷さんと他の刑事さんに伝えた。

課長「菅原頼んだぞ！」

『はい！！』

水城「Aちゃんクッキー食べてるね〜」←

私たちは結衣ちゃんがいる公園に向かった。

公園に着くとそこには、
結衣ちゃんとストーカーと思われる男がいた。

男「結衣ちゃん？俺と一緒に行こうか」

結衣「なんで私の名前を知ってるの…？」

男「何言ってんだよ。結衣ちゃんの事を愛してるからだよ？ほら早く行こう」

結衣「っ！触んないで！」

男「結衣ちゃんいつからそんな態度取るようになったの？これはお仕置きが必要だねぇ」

私はいてもたってもいられなくなった。

『結衣ちゃん！！』

結衣「Aさん！」

男「ﾁｯ誰だよお前」

『私はすみだ署の刑事です』

男「なんで？結衣ちゃんいつの間に刑事呼んだの？刑事呼ぶ必要ないでしょ？俺悪いことした？」

『あなたの行動全てが間違ってますよ』

男「お前に聞いてねぇよ！！」

ほうほう、結衣ちゃん以外の人とは話したくない系の人ね。

面白いじゃん。

男「おいお前なに笑ってんだよ」

『いや、すみません笑常識知らずってこういう人のこと言うんだなって考えてたら、思わず笑っちゃって笑』

神谷「A！」

『私に任せてください。神谷さんは結衣ちゃんを頼みます』

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