検索窓
今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:27,005 hit

ページ12

※夢主ちゃんの口調が悪くなります。
苦手な方は飛ばしてください。









男「お前!ふざけんなよ!さっきからなんなんだよ!結衣ちゃんとの時間を邪魔してきたり蹴ってきたりって!」



『…てめぇいい加減にしろや』


私は怒らずにはいられなかった。



男「な、なんだよ!」



『てめぇが勘違いしてるだけだアホ!』


『てめぇみてぇなクズ野郎に結衣ちゃんが好きになるわけねぇだろうが!』


『お前みたいな奴のせいで社会で大事な人材を無くすとこだったんだよ!!』



神谷「菅原…」



『これでトラウマになって外に出れなくなったりしたらどうすんだよ…』



『お前は責任取れんのかよ!!!』



男「…」



『聞いてるべや!!!』



男「すっすみません!!!」



『うちじゃなくて結衣ちゃんに謝れよ』



男「…はい」



『立派な大人がその時の自分の欲のために動いたことが、他人の人生を奪うんだよ…』



『お前の自分勝手な行動がな!』


私は泣いていた。



男「すみませんでした泣」



男はその場で泣き崩れた。



『…ストーカー及び暴行罪で逮捕する。』



異変を感じた水城さんは公園に来るなり、署まで男を連れていった。



私たちも署へ戻る。



水城さんが話を聞いてる間、
神谷さんはずっと私のそばにいてくれた。



神谷「無茶すんなって言っただろ…」



『…ごめんなさい』




神谷「謝らなくていい。俺こそなにも出来なくてごめん」



『そんな!神谷さんは悪くないです。私が勝手に行動したんですから』



神谷「あんま無理すんなよ。無事で良かった。」



神谷さんはそう言って抱き締めてきた。



『神谷さん…私…』



私は泣いてしまった。



『私も…結衣ちゃんの怖さがわかるんです…グスッ』


実を言うと、私は中学生の頃一時期不登校だった。


結衣ちゃんとは種類が違うが、
外に出るのが怖くて、学校に行くのが怖くてとても辛かった。


そう伝えると神谷さんは何も言わずに頷いてくれた。



『結衣ちゃんを守りたくて…私みたいになって欲しくなくて…』




神谷「1人で解決しようとするなよ…」




『ごめっ…さいっ…グスッ』



神谷「あぁもうこれ以上泣くな。俺が泣かせたみたいだろ」



そう言いながらも神谷さんはずっと慰めてくれた。



抱き締めてくれた時少し嬉しかったっていうのは秘密。




取調室から出てきた水城さんに茶化されたのは言うまでもない。






end

偶然→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (27 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
102人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ミルキー | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年8月19日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。