〔RKRN〕三つの名を持つ者-第三弾-

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雷「僕はずっと親友だと思ってるよ？」

『ぇ…』

雷「Aちゃんは自分をそんな風に侮辱しているけど、そんな事ない……君はとても綺麗だよ」

『ｯ』

雷「血で穢れ染まったって、それは僕達も同じだよ。それに、君が僕達を騙してたって、嘲笑ってたって、僕は君から離れたりしない、独りにしないよ！それはきっと皆も一緒さ！」

雷蔵が皆の方を見ると、笑みを浮かべながら皆頷いた

雷「Aちゃん、君は独りじゃない、僕が居る、僕達が居る！失う事を恐れるのは分かる、でも安心して？、僕達は君の前から居なくならないよ」

『ｯ……ホント……？』

雷「うん！本当！」

雷蔵の笑みと皆の笑みを見てAは更に涙を流した


皆がAに駆け寄る

留「辛かったな…もう大丈夫だ、よく頑張ったな、いっぱい泣け」ﾄﾝﾄﾝ

小「お前は私達の大事な後輩だ！！もう溜め込むな！！」

仙「よく頑張ったな。だがもう自分をコろす必要は無い、お前はお前で居ろ」ﾌｯ

文「心配かけさせるな」

長「ﾓｿ…いつでも相談にのる、無理するな」

伊「もう自分を侮辱しないで？とても悲しい事だよ……はい、これで涙拭いて？」

勘「もう勘ちゃん見ててハラハラしたよぉ〜！でも、なんか本当の千景を知れて良かった！これからもよろしくね！Aちゃん！」

八「癒されたいなら、俺が動物達を連れて来てやろう！だから早く泣き止んで、笑ってくれ、な？‪」

兵「例え何があっても、俺は君の友達だよ？だから安心して？いつものように振る舞うから、そしてみんなで豆腐パーティーをするのだ〜！！」

八「へ、兵助……」

勘「豆腐パーティーだけは勘弁…」

兵「？？」

三「嘲笑ってたに関しては少し気に触るが…ﾌｯ、友達で居続けるに決まっているだろう、もう独りじゃない、私達が居る」


『ｯ……ありがとう……ありがとう』



久しぶりに心から笑えた気がした

あぁ、私はもう、独りじゃないんだね

ありがとう

本当にありがとう


『……』ｶﾞｸｯ

雷「おお！？っと」

留「気が緩んだんだろうな」

勘「ねぇ見て見て？少し笑ってるよ？」微笑

兵「本当だ」微笑

小「いい顔で寝てるな！」

長「もそ」

伊「きっと心から安心したんだろうね」微笑

仙「長年抱え続けたしがらみも消えたんだろう」微笑

八「うさぎ連れてって、添い寝させてやろうかな…」

三「部屋に運んで寝かせてやろう、雷蔵」

雷「うん」

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