学園 ページ11
目が覚めると見覚えのある天井が目に入った
『(ここは……保健室……)』
新「おや、目が覚めたようですね、良かった良かった」
『新野……先生……』
新「あまり無理して喋らなくていいですよ、ちょっとおでこ触りますね」
額に手を添えられる
新「……うん、熱も下がったようですね」
『熱……?』
新「君が突然息苦しそうに呼吸をして伊作君達が慌てて運んできたんですよ、そして発熱をしてると分かったので、急いで治療をしたんです。あ、傷口などもまだ治ってないと思いますから、安静にね」
『わかりました……ッ!あの、雷蔵は』
新「不破君なら包帯だらけですが、元気に授業を受けてますよ」
『そう……ですか』
新「では、私はこれから少し出掛けなければいけないので、1人にさせて申し訳ないですが、いいですか?」
『あ、はい、大丈夫です』
新「では、安静にね」
と言って新野先生は行ってしまった
安静にしてろと言われても、体が動きたがってる
空気を吸うくらいいいだろう
私は鐘撞きの塔に行った
・
・
『ふぅ〜……はぁ…』
気持ちがいい
体に少し痛みが走りながらも、ハシゴを登って頂上に来た
ヘムヘムはいつもここで鐘を付いてるのか〜
しかし、ここからの景色は凄いなぁ〜街の方までよく見える
腕をついて景色を眺めていると誰かがハシゴを登ってきた
ヘ「ヘム?ヘムヘム!」
『やぁヘムヘム、鐘をつきにきたのか?』
ヘ「ヘム!ヘムヘムヘム?」
『俺は大丈夫だよ、心配かけてすまないな』
全然だよ!と言うように首を横に振り、縄に掴まりながら外の方へジャンプし頭を思いっきり鐘にぶつけた
『なぁヘムヘム、次は何時間目だ?』
ヘ「ヘムヘム!」
『四時間目か、ありがとう』
ヘムヘムはまたここに戻ってくるねと一言言い、下へ降りて行った
本当は教室へ行って授業を受けるべきなんだろうけど、今は行きなくないな
昼までここに居よう、もう少しこの景色を見ていたい
その後もう一度ヘムヘムが来て鐘をついた
授業にいかないのかと聞かれたけど、気分が乗らないと言ったら、内緒にしてあげると言ってくれた
ヘムヘムは優しいな
その後は特に何も思わず、無のまま景色を眺めていた
すると誰かがハシゴを登ってきた
ヘムヘムじゃない……この気配は
雷「やぁ」
『……雷蔵』
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ねこさん - 雷蔵オチ。いい!!「これでもドクタケ忍者隊忍び組頭」で会いましょう!!…えっとー たしか、「美少女は食人」でしたっけ?いいと思いますよ! (2021年9月24日 18時) (レス) @page36 id: ab4164b541 (このIDを非表示/違反報告)
リング(プロフ) - ねこさんさん» いつもコメントありがとうございます!是非!! (2021年9月10日 19時) (レス) id: 4477b9e623 (このIDを非表示/違反報告)
ねこさん - 新しい作品読んでみますッ!!これからも頑張ってください!!!アッ お鍋を想像したらおなか減った。おいしそー!!! (2021年9月10日 13時) (レス) id: ab4164b541 (このIDを非表示/違反報告)
リング(プロフ) - ねこさんさん» コメントありがとうございます!もしかして続き待ってくれていたり…?更新遅くなりすみません!!ストーリーの展開に手こずりました汗、この作品、いきなりシリアスだったり突然ギャグになったりとかなり波が激しいので落っこちないようご注意ください←? (2021年9月8日 14時) (レス) id: 4477b9e623 (このIDを非表示/違反報告)
ねこさん - よしっ 続きが出たッ おもろい!!ほのぼのしてるッ!!これからも頑張ってください!!!! (2021年9月7日 12時) (レス) id: ab4164b541 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リング | 作成日時:2021年3月13日 13時