〔RKRN〕三つの名を持つ者-第三弾-

驚きの真実 土井side ページ1

眠ってる時、複数の足音がしたため、私と山田先生は直ぐに起き、侵入者かと身構えた


だが、侵入者の気配ではなく六年生の気配だと分かった


文「失礼します！」


と戸が開くと、六年生は焦った顔をしていた


山「こんな時間に揃いも揃ってどうした」


仙「急ぎ報告が……」


立花の口から語られたのはとんでもない話だった


土「四十九院が、あの莇の然憮！？」


山「それは本当か！？」


仙「はい、そして学園長先生もその事を知っておきながら、学園に居させたのも事実です」


伊「そして、乱太郎が脅されていたのも」


土「乱太郎……」


乱太郎は私の生徒だ


私の生徒を脅すなど…許せない


山「だがなぜ学園長先生は黙ってたんだ…」


土「学園長先生に聞くしかありませんね」


山「おそらく四十九院は学園長先生に報告しに行ったはず、急いで学園長先生の元へ行こう」



山田先生と六年生と共に学園長先生の菴へ向かった


その場所には既に五年生が居た


山「お前達何をしてるんだ」


八「あ…山田先生……」


土「お前達も四十九院の話を聞いたのか？」


兵「はい…先輩方との会話を天井裏で…」


山「今来た所か？」


勘「はい…」


五年生は元気が無かった


今まで仲間だった奴が敵だったんだ……


心の傷は深いだろう


土「お前ちも学園長先生に話を聞こう」


五年「はい……」


土「…………」


四十九院、なんでお前は……


山「学園長先生、失礼します」


学「入りなさい」


学園長先生が起きている


やはり四十九院はここへ来たようだ


学園長先生の前に皆座った


私は直ぐに質問をした


土「学園長先生、四十九院が暗殺者だってのは本当なんですか」


学園長先生は表情を変えなかったが、「そうじゃ」と返事をした


土「なぜ黙ってたんです！！乱太郎が脅されていたんですよっ！！！」


山「半助落ち着け」


学「それはついさっきわしも知った事じゃ」


とお茶を啜りながら言った



また質問する為に口を開こうとしたが、山田先生から「ここからは私が聞く」と目で送られ、口を噤んだ


山「学園長先生、なぜ暗殺者である四十九院を忍術学園に入れたのですか」


大抵の暗殺者なら、学園長先生の暗殺目的


だが四十九院が暗殺者だって事を知っときながら、学園長先生が何も言わず忍術学園に入れるわけが無い


何か理由があるのか？


学「……儂から頼んだのじゃ」


全「え？」


土「どうゆう事ですか…学園長」


学「長くなるのぉ」

暴走→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す