やるねぇ ページ9
『ｸﾞｯ』
雷「ﾊｱ!」
そしてまたも蹴りを喰らった
『ｯ……』
まずいな…隙を与えすぎてる
早く体勢を整えないと
大太刀を構え振るとまたも雷蔵は距離を詰めてきた
慌てて距離を取るが
今度は印地の石が肩に当たった
『…やるねぇ！！』
大太刀じゃ無理だ
大太刀を収め今度は短刀で攻撃を仕掛けた
そして雷蔵の印地を切る
雷「しまった！」
『貰った！』
雷「ｸﾞﾊｯ!」
思いっきり腹部を蹴り上げた
そして雷蔵は腹部を蹴られたせいで吐いてしまった
伊「大変だ！今すぐ手当を！」
留「待て！今は大事な勝負だ、手当は後だ伊作」
伊「でも！」
雷「ﾊｧ…大…丈夫です…ﾊｧ…先輩…」
伊「不破…わかった、でも無理しないでね！」
『休憩してる場合か？……雷蔵』
雷蔵の胸ぐらを掴み立たせ、そしてまた腹部に回し蹴りを入れた
雷「ｸﾞｯ!…」
勘「雷蔵！」
雷蔵はもう限界な様だ
ほぼ勝負着いたの同然だ
『…もう勝負着いただろ、俺の勝ちでいいな雷蔵』
雷「まだ……まだ…だよ…ｯ!」
『……お前もう限界だろ、また蹴りを喰らいたいのか？』
雷蔵は何とか立ち上がった
けど一歩踏み出すと倒れた
『……俺の勝ちだな』
もうこれ以上の勝負は意味無い
服に着いた土などをほろい、雷蔵達に背を向けて次の任務先に向かおうとした
雷「待って……千景……」
呼び止めらたが足を止めなかった
雷「待っ…てよ……千景ぇ！！」
雷蔵がそう叫んだと同時に背後からとてつもない殺気がした
思わず振り返ると目の前には雷蔵の顔で一杯だった
完全に油断した
押し倒され顔に向けて微塵が構えられる
いつの間に八左ヱ門から借りたのだろうか
雷「まだ勝負は…終わってない！」
『ｯ!!』
上に乗っている雷蔵をどけ、短刀を振るう
『ﾊｧ!』
雷「…ｯ、ﾊｧ!」
お互いに相手に攻撃を与えて続けていく
次第にお互いボロボロになるくらい戦った
けどお互い目を逸らす事は無かった
雷「……千景…」
その一言だけで雷蔵が何を思っているのかがわかった
『あぁ…決着を付けよう』
この最後の攻撃で勝負が決まる
ピリピリした緊張感が漂う中
同時に足を踏み出した
ｶｷｰﾝ＿＿＿
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 98人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねこさん - 雷蔵オチ。いい！！「これでもドクタケ忍者隊忍び組頭」で会いましょう！！…えっとー たしか、「美少女は食人」でしたっけ？いいと思いますよ！ (2021年9月24日 18時) (
レス) @page36 id: ab4164b541 (このIDを非表示/違反報告)
リング(プロフ) - ねこさんさん» いつもコメントありがとうございます！是非！！ (2021年9月10日 19時) (レス) id: 4477b9e623 (このIDを非表示/違反報告)
ねこさん - 新しい作品読んでみますッ！！これからも頑張ってください！！！アッ お鍋を想像したらおなか減った。おいしそー！！！ (2021年9月10日 13時) (レス) id: ab4164b541 (このIDを非表示/違反報告)
リング(プロフ) - ねこさんさん» コメントありがとうございます！もしかして続き待ってくれていたり…？更新遅くなりすみません！！ストーリーの展開に手こずりました汗、この作品、いきなりシリアスだったり突然ギャグになったりとかなり波が激しいので落っこちないようご注意ください←？ (2021年9月8日 14時) (レス) id: 4477b9e623 (このIDを非表示/違反報告)
ねこさん - よしっ 続きが出たッ おもろい！！ほのぼのしてるッ！！これからも頑張ってください！！！！ (2021年9月7日 12時) (レス) id: ab4164b541 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：リング | 作成日時：2021年3月13日 13時
