〔RKRN〕三つの名を持つ者-第二弾-

心の病 ページ9

熱い


体がとても熱い


少し嫌な夢を見た


両親の死体を見つけたあの場面


なんでそこの夢を見たんだろう


家族で笑いあってる夢の方が良かった


所で倒れた後から記憶が無いんだけど


瞑っていた目を開けた


和尚「おお！目を覚ましたか！」


『和尚……と……』


誰？


和尚「お前さんの容態を見てもらう為に、町で有名な評判の良い医者を呼んだのだ」


医「こんにちは」


『…こんにちは』


和尚「なんであんな雨の中、外に居たんだ…熱を出して1日寝てたんだぞ？」


『え、1日？』


和尚の手伝い出来てない…←


和尚「私の手伝いの事は気にしなくていい、自分の体の心配しなさい」


え、なんで分かったの？


和尚「顔に書いとる」


『え、そ、そんなに分かりやすかったですか？』


和尚「うむ」


嘘…こんなんじゃ変装の演技も出来ないよ…！


和尚「凄い熱だったんだぞ？ずっと魘されておった、悪い夢でも見たのか？お祓いしてもよいぞ？」


『いえ、嫌な夢でしたけど…お祓いは大丈夫です……家族の夢なので……』


和尚「………そうか…あぁ、そうだ先生！早速ですがこの子の容態を見てもらっても？」


医「はい、分かりました、ではまず体温から測らせて貰いますね」


体温、喉、心臓、目の順に見てもらった


医「ん〜どこも大丈夫ですね、多分過度なストレスでしょう」


和尚「過度なストレスですか…」


医「…ええ、一応、ストレスチェック診断もやりましょう、この書類に書いてある質問に対し、チェックを付けてください」


『あ、はい』


数多くある質問に対して、素直にチェックしていく


『…終わりました』


医者は終わった書類を見て、顔を難しくした


医「……かなり多いですね…では、すいませんが、こちらも同じようにして貰っても？」


医者から今度は”自律神経失調症診断書”というものを渡された


自律神経失調症…ってなんだ？


自律神経が失われてる…のかな？


よく分からないまま、チェックを付けていく


かなり自分と同じものが多かった


終わって医者に渡す


医「ん〜……、どうやら熱を出した原因は、”自律神経失調症”が原因ですな」


和尚「自律神経失調症？それはなんです？」


医「自律神経失調症とは……」

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