〔RKRN〕三つの名を持つ者-第二弾-

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文「あぁ、千景、一年は組は何処にいる？」

『あぁ、それなら皆奥の部屋で寝ていま……って潮江先輩！？何処に行くんですか！』

潮江先輩は走って奥の部屋の方へ行った

『潮江先輩、今皆寝てるんです、起こさないであげてください』

文「もう充分寝ただろう、それに手伝ってもらわなければならない」

『え？』

そして潮江先輩は起きろー！っと大声で叫んだ

一は「うぇぇ！？！？」

と皆ビックリして固まって集まった

乱「潮江文次郎先輩！」

文「何を呑気に寝てるんだ、早く皆と一緒に仕事にかかれ」

乱「皆？って事は」

一年は組の皆と潮江先輩は外へ出ていった

後を着いてくと、忍術学園の皆が木で柵を作ったりと作業していた

乱「三治郎と金吾が無事知らせたんですね！」

文「そうだ！そして忍術学園が園田村を守る為に総力を結集したのだ！さぁ、お前達もギンギンに働け！」

一は「おー！！」

皆が仕事へと走っていく中、庄左ヱ門と伊助が土井先生に呼ばれた

土「あぁ、ここに居たのか千景」

『土井先生、どうしました？』

土「これから作戦会議を始めるから、お前も来てくれ」

『あ、はい！』

手潟さんの家に戻ると、居間には他の先生方も居た

いつの間に……

勘「あ！千景ぇ！」

『おぉ勘右衛門！』

庄左ヱ門達は先生方に頼まれた任務を果たしに、行ってしまった

その護衛として、勘右衛門と木下先生が行った

勘「じゃ！」

『頑張れ〜』

そして先生方と作戦会議を始めた






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作戦会議を終え、各自作業の手伝いに行った

さて、私は夜に向けて準備を進めるか

園田村を少し離れ、森に入る

そこに隠しておいた仕事着を確認し、武器の刃物の具合を見る

そうしていると何か嫌な予感がよぎった

なんだ……

嫌な予感のする方に急いで向かうと、タソガレドキ軍の斥候が居た

手に持っているのは火縄銃

私はそいつに近づき声をかけた

『何をしている』

「ひぃぃ！」

男は私を見て情けない声を出し驚いた

「い、いゃあのこれは…」

『大丈夫だ、俺はタソガレドキに”今だけ”加担している』

と言うと男は安心した

『ここで何をしている』

「実は…かくかくしかじかで」

『なるほど、隊長の命令で…か』

「あの君は…」

別にこいつには私の正体を言ってもいいだろう

何せ”今だけ”仲間だからな

『俺は、暗殺者の莇の然憮だ』

「あ、あの莇の然憮！？」

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