〔RKRN〕三つの名を持つ者-第二弾-

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手潟さんに案内された、個室で、乱太郎を寝かす


あれ？乱太郎足痛めたのかな


深緑の包帯？が巻かれてる


これって六年生の制服の色…このキツい巻き具合からして、善法寺先輩だな


きっと自分の頭巾を破って巻いたんだろうな、目に見えてわかる


『お疲れ様乱太郎、ゆっくり寝てね』


ポンポンと頭を撫で、居間へ行った


手「あの子はどうでした？」

『疲れきってしまったようです…しばらく寝かせてあげましょう』

手「ここまで、走ってきたのですな」

『…先程、忍術学園が、安心してと言ってましたな……恐く、皆時期にここへ来ると思います』

手「本当ですか、いやぁ有難い、何とお礼を言えばいいか」

『……なら、お礼として、少し頼まれてくれませんか？』

手「んぇ？」

さ、ここからは仕事だよ

『実は、タソガレドキ城の家来からある依頼を受けまして……』

手「え！？まさかあなたは、忍たまではないのですか！」

『いえ？忍たまです…ですが、プロの忍者兼暗殺者でもあります』

手「ッ！？」

雰囲気が変わったのをわかったのか

そう怯えないでよ、おじいさん

『園田村乙名の手潟潔齋さん…もっと食糧や財産をタソガレドキ軍に渡してくれませんか？』

手「そ、そんな！我々はもう充分な代価を払いました…もうそれ以上渡せる物はありません…！」

『なら、拒否すると言う事ですか？』

手「ええ、もうこれ以上何も出来ません…！」

そうか…なら脅迫タイムと行こうじゃん

懐から短刀を取り出し喉仏に当てる

手「ﾋｪｯ！！」

『手潟さん、了承して下さい、もし了承しなければ殺せと言われてるんです。俺はあなたを殺したくは無い…なので了承してくれませんか？手潟さん』

手潟さんは私を恐ろしいものを見てるような目で見てくる

ねぇ、早く答えたらどう？

『……了承してくれませんか？圧』

短刀を更に喉仏に食い込ませる

あなたを殺したくないのは本当なんだよ手潟さん

手「ｯ！！」

『さぁ……手潟さん？』

さぁ、了承すると言え！！！

手「…わ、私は……」


ｶﾞﾀﾝｯ


『！？』

手「ｯ!!」

物音がしたのと同時に短刀を手潟さんから離した

誰か居るのか……

物音がしたのは乱太郎の寝てる部屋からだ

乱太郎の寝てる部屋を警戒しながら見渡す

乱「ｸﾞｰ……ｸﾞｰ……」

『…………』

私達と乱太郎以外の人の気配は先程からしなかった

寝返りをうった時の音か？

いや、いくら寝返りの音でもあんな音は鳴らない

まさか見られたか？

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