・ ページ30
そして1週間後
店で薬の調合をしていると
トントンと扉が叩かれた
はーいと返事をすると、扉から食満が現れた
『食満さん？』
食「よ！元気してたか？」
『一体どうなされたんですか？というかどうしてここに…』
食「家、建ててやろうと思ってな！」
『へ〜家を……
え！？』
食満から話を聞くとこうだ
この家はところどころ弱くなってる部分や、もうそろ折れそうな柱があるのを、前来た時に見て危ないと思ったから、新しく建ててやろうと思ったらしい
いや……ゑ？
『あの…修復ならまだしも…建てるって？』
食「どうせなら、新しい所に住みたいだろ？今よりもっと衛生面も良くなる、それに前のお礼だ」
『え、そんな、お礼なんてもういいですよ！』
食「お前のおかげで、伊作と乱太郎は風邪をひかずに済んだんだ、俺にとってお前は、友達を助けてくれた恩人だ、だから礼をさせてくれ、な？」
『いや、でも、え〜…^^;』
食「まぁ、もう建てる気満々なんだけどな！」
『え？』
食満が外に出たから追いかけると、もう店の横にはたくさんの木材と道具が置かれていた
『い、いつの間に…』
食「ちょっと村の人にも手伝ってもらったんだ」
『え？』
食「運んでいる時に、村の人が声をかけてくれてな、話をしたら、その人かなりノリノリになっちまって、他の村の人にも声をかけたらしくてな…木材をかなり貰っちまった、しかも素材のいいものばかり」
『そ、そうなんですね…』
おじちゃん「お！衣出代ちゃん！おはようさん！」
『おはようございます！その格好…どうされたんです？』
おじさんは頭にハチマキをして、袖も紐で肩あたりで結んでいた
おじちゃん「この兄ちゃんの作業を手伝ってやろうと思ってな！俺は元々建築職人だったんだ！久しぶりで腕がなるなぁ！」
食「本当にいいんですか？手伝ってもらって」
おじちゃん「当たり前よ！衣出代ちゃんのお店の為なら、なんだってするぜ！他のやつも呼んだから、もうそろ来ると思うぜ」
と話してるとグットタイミングってやつかな？
3人くらい歩いてきた
おじちゃん「お！来たか、俺のもと同僚だ！みんな腕があるやつだぜ？」
食「ありがとうございます」
『あ、あの…本当に建てるんですか？』
食「もちろんだ」
『別にそこまでしなくても…』
食「遠慮するな、俺がしたいんだ、ダメか？」
って言われたら断れないじゃん
おじさん達も目キラキラしてるし
『…ではお願いします^^』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 113人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ずんだ餅 - 良き、更新待機( ´・∀・｀) (2023年2月22日 0時) (
レス) @page33 id: 12d02573a8 (このIDを非表示/違反報告)
悪紫 - 夢主くんの口調と、性格が大好きです！！更新頑張って下さい！ (2022年7月22日 21時) (レス) @page30 id: df4dd4aa9e (このIDを非表示/違反報告)
リング(プロフ) - にぃさん» コメントありがとうございます(*ˊ꒳ˋ*)、気に入ってくださって本当に嬉しいです！ありがとうございます！(´;ω;`)お気遣いありがとうございます、自分のペースで更新頑張ります！ (2022年3月23日 6時) (レス) id: 4477b9e623 (このIDを非表示/違反報告)
にぃ - めちゃくちゃ好みです！尊い作品を生み出した作者様に感謝！これからもご無理なさらないで更新頑張って欲しいです！ (2022年3月22日 22時) (レス) id: ee3ee8857e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：リング | 作成日時：2022年3月13日 20時
