迂闊とその夜 ページ14
蓮side
祐介「……迂闊なんだよ。自覚が無さすぎるんじゃないのか?竜司」
竜司「なんで俺だけなんだよ?杏だって録音されたろーが!」
杏「ごめんなさい……」
竜司「おい、どうするよ?証拠があんだよな…」
祐介「レコーダーか、証拠にしては不十分な気がするが……そもそも手口を解明できるはずがない」
杏「あの人の事だし、またなんか罠かも」
モ「保護観察中の蓮だけは、ちょっとやばいかもな」
竜司「蓮がいなくなったらキツいだろ…つーか、ケーサツは俺らも勘弁…」
祐介「ならやるしかないか…」
モ「今は素直に従っておくべきだ。痛恨のミスではあったが致命傷では無い。取り戻すしかないだろう。」
竜司「へいへい、すんませんっしたー…………ってことでいいんだな?リーダー」
「それしかない」
竜司「明日屋上だったっけ?」
祐介「俺はどうしたらいい、なんなら潜入でもするか?」
杏「目立っちゃうってば、祐介は外で待ってて……あの人、何企んでるんだろ…」
You side
その日の夜。
『えーーっと?金城さんであってるかな?』
金城「ええ、合ってます。」
『んで?頼みとは?』
金城「ああ、実は美人検事の新島冴って知ってます?その人の妹の新島真って奴が、最近私らのアジトの周りをうろちょろしていましてね?困ってるんですよ」
『ふーん、追い返せばいいじゃん』
金城「それが何か企んでるようでしてね?追い返そうにも出来ないんですよ」
『ふーん、で?どうしろと?』
金城「金はいくらでも払います。どうか私の身を守ってはくれないでしょうか」
『いくらでも…ねぇ。なら500万いただくよ。ただしそれともう1つ貴方にはやってもらわなきゃ行けないことがある』
金城「もう1つやらなきゃ行けないこと?」
『そう、この契約書に、サインを。』
金城「えっと……1つ、この案件は絶対守ること。1つ、怪盗団を倒す事。1つ、もし敗れれば命を持って代償を払う事。………………怪盗団とは?」
『最近物騒になっているんですよ?特に有名なのはあの斑目の事件』
金城「!ああ!はいはい!その事はテレビを見て知っていますよ。確かそれが怪盗団の仕業なんだとか?」
『そう、そして悪事を暴かれ、斑目は公民に罪を告白し、死んだ。…………貴方も充分極悪非道だ。もしかしたら、貴方に恨みのあるやつが、怪盗団に改心してくれと言ったら、あなたの身が危ないですよ?』
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リング(プロフ) - 影月薫さん コメありがとうございます!心に響く凄くいい曲ですよね〜(∩゚∀゚)∩、これからも楽しみにして頂けると嬉しいです!応援ありがとうございます! (2020年8月18日 14時) (レス) id: 4477b9e623 (このIDを非表示/違反報告)
影月薫 - 作中で夢主ちゃんが歌ってるの『誰かの心臓になれたなら』だー。いい曲ですよね(*^^*)これからも頑張ってください! (2020年8月18日 14時) (レス) id: c6fe3020ce (このIDを非表示/違反報告)
リング(プロフ) - 天音さん コメントしていただき大変恐れ入ります。ありがとうございます!私の作品を読んでくれているだけで感謝極まりないです。これからもどんどん更新していくつもりでございます。是非とも楽しみにして読んでくれると嬉しいです! (2020年5月23日 21時) (レス) id: 4477b9e623 (このIDを非表示/違反報告)
天音 - 続き楽しみにしていますが、無理せずに更新頑張ってください! (2020年5月23日 19時) (レス) id: e0dca7bd69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リング | 作成日時:2020年5月7日 17時