【江口拓也】年下だけど貴方の隣にいてもいいですか？

涙 ページ23

付き合いたての頃はまめにメールしてきてくれたりデートにだって何回も誘ってくれた。



でも付き合う時間が長くなるに連れメールの数も減りデートだって月1くらいに減っていた。



彼の仕事が忙しいからだと思っていたけれどだんだん私に当たるようになっていた。



流石に私もこの理不尽な当たり方はどうも気に食わず、


デートの日が憂鬱になっていった。



もう彼は私の事、好きじゃないんじゃないか、そう思わざる負えなかった。





そんなある日、私は彼の決定的な行動を目の当たりにしてしまった。



貴「ふぅ、さて、帰るか。」






この日最後の収録を終えて帰宅中、街中で彼の姿を見つけた。



貴「あ、かず((ぇ、」





たしかに彼を見つけた。






けれどその隣には仲良さそうに腕を組む女性がいた。



和「そろそろ帰るか？」





？「えぇー。私、和真くんの家いきたいなぁー。」





和「しょーがねぇーなー。」





私は二人に背を向けて走り出した。



家に急いで帰った。



貴「あれ、」





おかしい。



彼に浮気されたのに、悲しいはずなのに、



涙が出てこない。





貴「なんで、、、」

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