ご主人様の言う通り episode4 (ページ3)

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櫻井「モモ先お風呂行っといで」

「あっ、うん」

「翔くん明日お仕事は？」

櫻井「ないよ」

「あったら泊まれないよ」っていつもみたいに眉毛を下げて笑った。

急な泊まりで着替えがある訳もなく、
ホテルにあったバスローブを持ってお風呂に向かう。

もう夜も遅かったからか、誰もいない浴場でシャワーをひねる。

ｼﾞｬｰっと勢いよく出た水と一緒に、私のこのモヤモヤも流したい。

身体を洗って、湯船に浸かる。

さっき売店があったから、ビールとおつまみでも買おうかな、

「翔くんも飲むかな…」

もう一度シャワーを浴びて、風呂場を出た。

結局2人分のお酒を買って部屋に戻った。

「翔くんごめんね…遅かったでしょ」

櫻井「ううん、お酒？」

「うん。翔くんの分もあるんだけど…いる？」

櫻井「風呂出てから貰おっかな」

「分かった。じゃあ翔くんが出てくるまで待ってるね」

櫻井「いいよそんなの。先やっちゃって？」

「ううん。私、ペットだしね？
ご主人様を待っときゃないと」

櫻井「はは！そっか」
「じゃあ待っててね」

頭をクシャクシャして出ていった。

翔くんを待っている間、テレビを見て待ってたんだけど、この時間に面白いテレビがやってなくて

26:00に負けて、寝てしまった。