5 空き教室は危ない。※ ページ5
「…あのぉ、それ…だから…私ので…」
と言いつつだんだん小声になっていってしまう。
えぇ?まじで怖いです。
何というか…
ドラ●もんのジャイ●ン見たいな?
ほらなんだっけ。お馴染みの台詞。
お前の物は俺の物ー
みたいなやつ。
…まぁとにかく怖いと言うことですよ。
「これ、ただの小説か?」
「…は?」
やっと相手が口を開いたと思えば意味不な言葉。
思わずは?と言ってしまう。
「いや違います漫画で…」
くわっ!!
ゴゴゴゴゴゴ…
「日本の法律で禁止されてるだろ!…いや法律?訳わかんなくなってきた。あ、まぁとりあえず漫画は禁止ってこの学校の約束だったよな?」
「え?そうなんですか、知りませんでした!ありがとうございま」
ベシィ
「近藤さん、行くぞ」
「おうトシ!!…え、何処に?」
と言って私を勝手に見知らぬ所へ連れて行く。
はぁぁぁぁ?
私有罪?これ本ですよ…
【資料室】
私が連れられて来たのは資料室と言う人気の少ない教室だった。
なんかするのかな…
「トシ、この子なんかやらかしたのか?」
「いや法律に引っかかる物持ってきてた」
「がははは!トシは頭硬いな笑笑」
そんなやりとりを聞いて私は唇を噛みしめる。
ほんとですよ、硬すぎますよ。
内心で近藤さんと言う人に同意する。
「本当はこんな事したくねェんだかな」
じゃあしなければいい話じゃないですか。
「…おい、さっきの本だせ」
「えっ?あ、はい」
「漫画だとしても色々あるからな…」
私が素直に貸すと、その"トシ"と呼ばれていた人はパラパラとページをめくる。
「い"っ!?いや、いやらしくありませんよ!?あーるなんとか?だって入ってませんよ!?ちょ、私も見るー!!!!」
「うわ、ちょ!!来んなァ!!」
と言って私とトシ君はダイブ。
「痛っ…あっ!だからえろーい系なんて入ってませんから!はしたない!…っん?」
ダイブした拍子にめくられていたのは…
ちょっといやらしいページ。
私とトシ君は盛大に吹き出してしまう。
「「ブフォ」」
…
…うん、だって私…告白シーンしか見てないもん。
最初の1、2ページしか見てないもん。
いやらしいなんて知らないもん。
純粋漫画だと思って持ってきたもん。
トシ君が変態なだけだもん。
6 ゴリラの泣き顔程キモいものはない。→←4 本はカバーつけよう。
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クリームチーズ(プロフ) - 菜のはさん» ありがとです!!そのコメントに凄く力をもらいました!頑張ります^o^ (2020年1月3日 16時) (レス) id: 7b6c8b39e8 (このIDを非表示/違反報告)
菜のは - 初コメ失礼します!クリームチーズさんの作品全てお気に入りしてます! 特にこの作品はめちゃ好きですww更新ファイトです (2020年1月3日 12時) (レス) id: 5970e2ed7a (このIDを非表示/違反報告)
クリームチーズ(プロフ) - ペロペロキャンディさん» 教えませんwwwwwwとりあえず成長してます。背…じゃなくて胸。(教えちゃってるwww) (2019年12月7日 23時) (レス) id: 7b6c8b39e8 (このIDを非表示/違反報告)
ペロペロキャンディ(プロフ) - 何がでかいんですか?wwしっかりと教えてくださいwwwwww (2019年12月7日 16時) (レス) id: fa62ef21e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クリームチーズ | 作成日時:2019年12月7日 12時