【銀魂】ドSなアイドルは土方の妹でした【土方十四郎】

3.腹パンくらわせたぜ！ ページ4

『…あ。いたよ』




『じゃあバズーカで打ち飛ばしやす』



ドォォン



『おいマヨ方。私折角ここまで来て死ぬとかそれは無いわー。あ、でも私は嬉しいけどね☆』



『その呼び方辞めろって何回言えばわかるんだよ、A、今日はどこ行ってたんだよ。どこか行きたい所あるなら俺に言えって言ったはずなんだが。だからこんな迷子になったりすんだろーが！言ってくれればついて行っt……』




『台詞長くてうっとうしい。しかもマジキモいからやめて。次言ったら腹パンするから』



私はサッと右手を準備する。



だがこの作業は無駄だったらしく、栗毛の男に



『とりあえずイチャイチャはいいから俺の名前さっさと覚えろィ。沖田総悟、覚えたら呼んでみろィ』



『………沖田……でいい？』


『どうせなら苗字じゃなくて名前で呼んでほしいなァー』



チッ…ただでさえ嫌なモンを…



『……そ、総悟…』



言った後、私は視線を逸らした。



だってきっと私の顔は真っ赤だ。



こんな顔を見られたらとてつもない。



チラッと栗毛の男を見ると…



顔真っ赤でこちらを見ていた。



『…え。…A…それ反則…でさァ』



『ちょ、てめ、総悟ォォォォ！？これは俺のAだからな！奪うなよ！』



『てめーは黙ってろ！』



私はマヨ方に腹パン。



もう意味わかんない。



そんなこんなで、空は夕焼けのせいか、外はオレンジ色に染まっていた。


すると総悟は口を開いた。



『A、今日は…』



『待て総悟。俺が話す』



…どっちでもいいから



『今日から真選組に入れ/入んなせェ』



しんせんぐみ…って…



私が探してた所！



そうか…マヨ方と総悟はここで仕事してるんだァ…



私の目がキラキラ輝く。



『それで自分の部屋とか色々あるんだが…もちろん俺の隣選ぶよな？な、な？』




『土方さん、マジ今のあんたキモいでさァ』




『うむ。これぞキャラ崩壊ということだね』



私と総悟は気があうのかなぁ…



歩きながら会話をしていると、少しこの二人は大変だが、いつも歩いているよりも時間が短く感じた。



しんせんぐみとんしょ。に着いた時にはもう夜になっていて、辺りは暗かった。



そこで私は自分にある違和感を持つ。



…？



あ。私……アイドルなんだ…



着いた時に違和感を感じても遅い。



まだ総悟にも知られてないし、マヨ方しか知らない。



まぁ…自分の存在を隠してれば大丈夫…



だよね？

4.ゴリラ登場だァァァ！→←2.真選組に行くため依頼しに行ったのに…

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