大丈夫。【鬼滅の刃】

弐拾壱ノ舞 ページ22

東の里に行く為、炭治郎たち3人を連れ、私たちは
しのぶと蜜璃とよく行っていた甘味処を通り過ぎた。



ここ…しのぶと蜜璃とよく来ていた甘味処…
桜餅が絶品だったっけ。


炭治郎「…A、何か悲しいことでもあったのか？」


『何も無いわ、大丈夫よ？』


善逸「俺にも、Aからは今日会った時から前よりも辛くて、悲しい音が聞こえてくる。」


伊之助「おい子分3！！！
悩みがあるならこの嘴平伊之助様に相談してみろ！」


『3人は優しい子なのね。

でも“大丈夫”よ。何も悩みなんてないから。』


そうよ。悩みなんて何も無いわ。


例えば皆が私から離れていってしまったり､なんてことは。
私の居場所がどこにも無くなってしまいそうなこととか。


何を悩んでいる、考えている、A。
そんな考えは捨てろ。
今は、必要ない。


これからも。


私は私の仕事を全うしろ。









あぁ、









何故こんなにも、









私は、私の心は弱いのだろう。

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