参拾肆ノ舞 ページ36
『煉獄さん………ごめんなさいっ…
本当に…ごめんなさい…………………っ』
重い足取りで産屋敷邸に向かっていると、
宇髄「おい、お前なんでこんな所にいやがる。」
『…?』
宇髄「お前は煉獄と任務のはずだったろ。
なのになんでお前がここに居るんだっつってんだよ!!!」
『私は煉獄さんに御館様に伝えるよう言われて……!』
宇髄「鎹烏に頼めばいいだろうが!!!」
『…そうだけどっ、』
宇髄「何も言えねえのかよ、地味だな。それなら、煉獄を殺したのはお前って言うことになるな。」
『違う!!!!!』
宇髄「違わねぇ、俺が正しい。
……報告が終わったら俺の屋敷に来い。」
『…わかり、ました。』
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
『御館様に置かれましては御壮健でなによりです。
益々のご多幸を切にお祈り申し上げます。』
産屋敷「ありがとう、A。
突然だが、何があったのか教えてくれるかい?」
『…はい。
無限列車に居たのは下弦の壱の鬼でした。
その鬼は炭治郎と伊之助が首を斬り、消滅。
ですがその後、上弦の参が現れました。
…私と煉獄さんの鎹烏が何故か不在だった為、私が直接報告に行け、と煉獄さんからの命令が入り、今に至ります……っ。』
産屋敷「そうか。
そこからは遠かっただろうに、直接伝えに来てくれて嬉しいよ、ありがとう。
杏寿郎のことは残念だ、だけど寂しくはないよ。
私はもう長くない、もうすぐ杏寿郎達の居る黄泉の国へ行く事になるからね。」
『…そんなこと仰らないでください…。
今回の事は私の力量不足です。どうか罰をお与えください……。』
産屋敷「自分を責めなくていいんだよ、A。
罰を与えるなら…
次は、天元と任務に行ってくれるかい?」
『…っ、そんなの罰になりません!』
産屋敷「A、君は何も悪くないよ。
私のところまで一生懸命走ってくれただろう。
さぁ、行ってくれるかな?」
『…っ、御意』
御館様は優しい御方だ。
私は何も悪くない訳が無いのに……。
宇髄さんに言われた通り、煉獄さんを殺したのは私のようなものなのに………………っ。、
誰か、助けてよ。
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燎(プロフ) - まかろんさん» これからの展開、色々想像してみてくださいね! (2019年11月11日 16時) (レス) id: d4cefe54cf (このIDを非表示/違反報告)
まかろん - 童磨に攫われてしまった。。面白いです!次の更新も待ってます! (2019年11月11日 0時) (レス) id: f63dc04389 (このIDを非表示/違反報告)
燎(プロフ) - りぃるんさん» それはうれしいです!!頑張りますね!! (2019年10月28日 20時) (レス) id: d4cefe54cf (このIDを非表示/違反報告)
燎(プロフ) - 萩さん» ありがとうございます!亀更新ですが頑張ります!! (2019年10月28日 20時) (レス) id: d4cefe54cf (このIDを非表示/違反報告)
りぃるん(プロフ) - めっちゃおもしろくて即お気に入りにさしていただきました!!更新頑張ってください!! (2019年10月28日 7時) (レス) id: 1254c08065 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:燎 | 作成日時:2019年10月14日 14時