5.部屋決めと打撃 ページ6
へし切長谷部side
薬研「…あんだけ強くぶつかって、たんこぶだけ…運がいいんだか悪いんだか分からねぇな、大将は」
審神者「…すまん」
主はあの後、俺と篠に助け出され薬研に診てもらっていた。
薬研「にしても久しぶりじゃねぇか、篠嬢」
「あぁ、久しいな薬研」
薬研「きっと不動や宗三も喜ぶぜ。あ、鶴の旦那と燭台切の旦那もかもな」
「不動に宗三…鶴丸に燭台切も居るのか。こりゃ楽しくなりそうだ」
長谷部「…主、篠の部屋はいかがなさるのですか？」
俺は篠と会話する薬研を横目で睨みながら主に聞いた。
審神者「薬研に嫉妬してるのは分かるが睨んでやるなよ。…部屋な。部屋は織田組とでいいんじゃないか？昔馴染みや旦那といた方が何かといいと思ってな」
薬研「しかし、大将。篠嬢は女士…良いのか？」
あぁ、そこだ。俺としては嬉しいが、篠はどうなのか。
審神者「あーそうだよな。どうする、長篠。お前が望むなら一人部屋でも構わないが…」
「いや、織田組と一緒で構わない」
長谷部「主、いざとなったら俺が居ますから、安心してください」
薬研「俺っちも居るからな。まぁ、下手したら篠嬢が返り討ちにしちまう可能性もあるけどな」
審神者「どゆこと？」
薬研「大将は知らないのか」
長谷部「篠は元が強いので最悪、"カンストしている男士"を気絶させるかもしれません」
そう、篠は昔から打撃が強かった。元々、大太刀だった俺も一度気絶させられそうになった事がある。
下手したら俺より打撃が強かったやもしれん。
審神者「……嘘だろ？」
薬研「こんなとこで嘘ついてどうすんだ」
審神者「えぇ……」
続く (更新停止中)
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作者名：ココ | 作成日時：2023年5月6日 3時
