へし切長谷部の妻と申します。【刀剣乱舞】 (ページ4)

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3.いらっしゃいませ、我が本丸へ。ページ4

へし切長谷部side

「お初にお目に掛かる。我が名は長篠一文字。主に忠義を尽くすと誓おう」

主が鍛刀してくださった。

俺の夫婦刀の長篠一文字だ。

長谷部「…っ、篠！」

「長谷部か！？」

思わず抱き着いた。

主の前だから本当は抑えるべきだ。それは分かっている。

しかし、彼女が奥平信昌に渡されてから会っていない。

久々の再会なんだ。少しくらい許してほしい。

長谷部「元気だったか？」

「元気だったよ。でも長谷部が居ないから寂しかったな」

長谷部「俺もだ」

可愛い。

俺の嫁可愛い。

主「良いねぇ、ラブラブだねぇ」

長谷部「はっ…！ﾝﾝｯ!…失礼しました。篠…長篠一文字は俺と同じく主に忠義を尽くす刀です」

「夫婦共々よろしく頼む」

主はずっとニコニコ…否、ニヤニヤしながら、よろしく、と篠と握手を交わした。

主「じゃあ歓迎会の準備するから、それまで夫婦仲良く本丸でも歩いててくれ」

長谷部「主命とあらば」

「それが主の望みなら」

俺たちは本丸を案内がてら歩くことにした。