検索窓
今日:11 hit、昨日:17 hit、合計:210,964 hit

Another Revival3 ページ9

千空「いや、違う!逆なんだ!!」

表面だけは劣化してて細胞に戻れなかった(・・・・・・・・・)


A「だから石の殻になったのね?……となると石化光線を浴びてから短期間の間に復活したら、石の殻はできずに表面も細胞に戻るってことになるかな」


千空「たぶんな」


完成した石の殻のパズルを見て気付く。


千空「表面でもたまたま劣化が少ねぇとこは細胞に戻ってる」


A「殻のパズルに隙間があるのはそのせいってことか」



なら復活のカギは、


千空/A「別の特殊な外的要因!」



Aと同時に声を上げ、周囲を見渡す。すると洞窟があった。なんとも「原因はここです〜」なんて主張しているような洞窟が。


頭に近い石片ほど下の方に重なっていた。つまり、復活は頭側からだ。その方角にカギがある!


顔を見合わせて、なんとも怪しい洞窟へと入る。




入った瞬間判る、独特の匂いとポタポタ垂れる液。



A「……硝酸、だね?」


千空「あぁ」


厳しく見定めるような目で目の前の硝酸を見るAを気にしつつ、石化が戻りきってねぇ首んとこの『石の髪』をブチ切る。

上から垂れてくる硝酸がかかるようにそれを持つ。


1滴、2滴、3滴……硝酸が数滴かかって『石の髪』の石化が解けた。


『硝酸で石化が解ける』


すぐさま小さめの土器を用意し、硝酸を溜める。


ちまちまとしか垂れてこねぇせいで、土器いっぱいに溜めんのには数日かかるがな。


その間に研究所は完成した。




2、3日経って、やっとこさ溜まった硝酸を大樹にぶっかける。が、いつまでたっても復活しない。


ツバメの石像をいくつも集め、同じく数日たってから溜まった硝酸をかける。その辺に散らばっている他の連中の石像にもかけた。


____が、どの石像も戻らねぇ。






硝酸の洞窟に土器を置き、それの目の前にあぐらをかいて右の指先で頭を抑える。すっかり助手みてぇになったAも、俺の隣で某名探偵のようなポーズをしている。



硝酸で戻ったのは俺の『石の髪』と、俺と同じ襟足が石化から戻ってねぇAの『石の髪』


どうして俺とAだけが硝酸で戻る?大樹やツバメや他の連中には1mmも効かねぇ。なんでだ??


俺と他の連中の違いは?考えろ、仮説でいいんだ

考えろ!!

Another Revival4→←Another Revival2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (70 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
266人がお気に入り
設定タグ:Dr.STONE , dcst , 石神千空   
作品ジャンル:その他
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Miror - 滑車習った覚えがない (11月20日 15時) (レス) @page43 id: b10d4121aa (このIDを非表示/違反報告)
Mari(プロフ) - 滑車の原理なんて習わなかったですよね!多分私立の小学校とか進んでる小学校とかなら教えてもらってるんですかね? (2022年7月18日 14時) (レス) @page43 id: b5bf6b5c5d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Saki | 作成日時:2021年8月8日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。