Another Revival2 ページ8
A「千空、君が科学者なら研究所とか必要かい?」
千空「あ?そりゃあったらおありがてぇがな、さすがにあれ以上木々を探すのは手間がかかんぞ?」
A「探す?その辺の木々じゃ困るのかい?」
キョトン、という効果音が付きそうなほど不思議そうに首を傾げたA。だがその理由はすぐに分かった。
ひとまず別行動を取ることになり、石器と紐を手に散策に行ったAを見やって俺は復活地点の方へと歩を進める。
目星はついてた。
俺の復活地点のすぐ側、おそらく同じ場所から同じように流されてきた男の妙にゴツい手。掘り起こせば、やはりいた。
千空「3700年ぶりじゃねぇか、デカブツ……!!」
数時間かけてせっせせっせと掘った穴に腰掛けて、デカブツが復活する方法を考える。
千空「さ〜〜て、千空研究所のスタートだ。おいデカブツ、何やったら俺みたく復活する?」
そもそも3700年前、人類全員がいきなり石化した原因は??
その1:宇宙人の科学攻撃説
SFみてぇな石化ビームとかが降ってきたっつー話だ
その2:どっかの国の軍事兵器説
石化装置を発明したどっかの国が攻撃に使った説だがこれだと自分らまで石化してしまう、というアホ話ができあがる。
その3:新種ウイルス説
人間とツバメにだけ感染する、超スピードで増殖するウイルス説だ。
「唯一ハッキリしてるのは人間とツバメだけがピンポイントで狙われた点……違う?」
急に上から降ってきた声に、驚く。足音なんてしなかった。俺が集中してたとかそういう話じゃねぇ多分。
千空「あー、そうだ。違くねぇよ」
いきなり現れたAは俺が考えていたことを察して、話をブッ込んできた。いや、怖ぇよ。何だ?人の心を読む妖怪か、テメーは。
A「一見すると規則性のない幻想だけれど」
千空「人間とツバメだけがピンポイントで狙われたってのはルールだ。」
俺の復活地点にためておいた、石片を繋ぎ合わせ人体のパズルを作っていく。
さぁ考えろ!俺とAの石化はどうして破れた?
千空「シンプルに経年劣化?いや、経年劣化で復活するってんなら吹きっさらしの表面ほど治るはずじゃねぇのか?」
A「壊れてる石像を見る限りは、中まで全部石だ」
千空「あぁそうだ。なのに俺は卵の殻を破るみたく復活した」
A「つまり
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Miror - 滑車習った覚えがない (11月20日 15時) (レス) @page43 id: b10d4121aa (このIDを非表示/違反報告)
Mari(プロフ) - 滑車の原理なんて習わなかったですよね!多分私立の小学校とか進んでる小学校とかなら教えてもらってるんですかね? (2022年7月18日 14時) (レス) @page43 id: b5bf6b5c5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Saki | 作成日時:2021年8月8日 20時