妖術決戦２ ページ49
クロムに言われて私たちは、集落に繋がる橋から少し離れた森の中にある小屋の前まで来た。
コハク「おぅ、ちょっと、ちょっ〜〜と、ここで待ってろ！！」
クロムはそれだけ言い、物凄い早さで目の前の高床式倉庫の中へと入っていった。巻き込んで危険だの言っていたが、道具が必要だっただけなんだな。
戻ってきたクロムはパパっと火を起こし、炎を挟んでクロムの向かい側に私たちが立つ。
クロム「見とけ！俺のヤベー妖術＿＿『
燃え上がる炎は次第に色を変えていく。
銀狼「急に炎が黄色に…なんで？！また変わったぁ！青緑……、紫！？」
非常に驚いたのか、私と千空以外は唖然とする。
銀狼「すごい！これが…」
コハク「妖術……！！」
しかしタネが解ってる私や千空を含む多くの現代人からしてみらば、妖術でも何でもない。
A「……確かにすごい。すごいが、何の変哲もない炎色反応にしか見えないな。それとも何か違う科学が働いているのか、千空？」
千空「いや、フッツーの炎色反応だ」
A「とすれば塩→銅→硫黄の順に入れただけだな」
千空「銅は何だ？硫酸銅とかか？つっても分かんねぇか。洞窟でかっぱらってきた青い結晶だろ」
炎色反応＿＿＿
熱を加えることによって、原子の中の電子は通常よりエネルギーを持った不安定な状態(
しかし、安定した状態でいたい電子は元の安定した状態に戻るためにその余分なエネルギーを『光エネルギー』として放出し、元の状態(
この現象を炎色反応という。
＿＿＿＿と言うか、レインボーブリッジって東京都の港区から台場区に掛けてある橋の名前だよな？
クロム「おおぅ！まさか！？俺の術がよ、こんなハッタリくせーのだけだと思ってんじゃねぇだろーな！」
コハク「何も言っていないぞ」
クロム「ちょっと待ってろ、マジでとっときの攻撃できるヤベー奴持ってくっからな！今度はマジでヤベーぞ！！！」
またもや小屋へ戻っていったクロム。次は何を見せてくれるのだろうか。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 266人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Miror - 滑車習った覚えがない (11月20日 15時) (
レス) @page43 id: b10d4121aa (このIDを非表示/違反報告)
Mari(プロフ) - 滑車の原理なんて習わなかったですよね！多分私立の小学校とか進んでる小学校とかなら教えてもらってるんですかね？ (2022年7月18日 14時) (レス) @page43 id: b5bf6b5c5d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Saki | 作成日時：2021年8月8日 20時
