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ワッッルい顔2 ページ45

千空/A「お湯?」


朝になり、寄る場所があると言ったコハクに着いていくと、辿り着いたのは温泉だった。コハクは自分が持ってきていた壺に温泉の湯を汲み入れる。


コハク「運んで帰って温泉の風呂を作る。療養のためにな」


千空「いや、どう見ても100億%健康優良児じゃねぇかテメー。お元気一杯雌ライオンがそれ以上療養してどうすんだ?」


コハク「雌ライオンじゃない!そもそも私じゃなく姉者だ!!」



そういえば、大樹と杠は、司帝国に上手く潜入できたのか?いや、けど杠には筋の通った言い訳と潜入方法を伝授しておいたからな……



コハク「全く、実に迷惑千万の足手まといな姉者だ。
…最近はとくに具合が優れない。私のこのありあまる健康体と代わってあげられるものならな」


温泉の湯が入った壺を抱えて山を下るコハクの後をついていく。


A「50L(リットル)弱ってところだな、その水瓶。風呂にするには足りなそうだけれど……」


千空「クッソ重いそれ持って何往復してんだテメー。毎日、毎日……」



親族に……いや、妹に。そこまで思ってもらえる姉はそれだけでも幸福だよな。


コハク「ハ!単なる私の日々のトレーニングだ、お湯がちょうどいい重しでな。おかげで私も鍛えられた。迷惑な姉者にも少しは感謝しなくてはな」


次の一歩を踏み出そうとした瞬間、コハクの体が傾いた。お湯が零れそうになった持っていた水瓶を千空が受け止める。


千空「ダメージ治りきってねぇだろうがテメーはよ。無茶やってくたばられたらこっちが迷惑だ。貸しやがれ」


コハク「千空___」



君は無理があると思うが。そう言うのも何だかはばかられたのだが、数歩も歩かないうちに千空は転びかけたので零れないように私が支える。


コハク「君こそ無茶するな」


A「そんなにカッコ付けて運ぼうとしなくたっていいと思うぞ……うん」


千空「いやいや、この石の世界(ストーンワールド)は俺以外全員ゴリラかよ。コハクに司に大樹によ」


コハク「ゴリラ!?雌ライオンに戻せまだマシだ」


千空「そこ論点じゃねぇ…」

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Miror - 滑車習った覚えがない (11月20日 15時) (レス) @page43 id: b10d4121aa (このIDを非表示/違反報告)
Mari(プロフ) - 滑車の原理なんて習わなかったですよね!多分私立の小学校とか進んでる小学校とかなら教えてもらってるんですかね? (2022年7月18日 14時) (レス) @page43 id: b5bf6b5c5d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Saki | 作成日時:2021年8月8日 20時

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