石の世界の二つの国２ ページ40
千空「もう治ってんだよ。ｸｸｸ、千空博士とA博士の身を挺した人体実験は成功だ。石化解除の修復力は思いのほかクッソ高ぇぞ！」
砕かれ、そして石化解除の修復力によって再び繋がった頸神経。頸神経を砕かれるとは司の言った通り、失神して死に至る。つまり＿＿＿＿
大樹「わははは！石化のせいでこんなに苦労してるのに、その石化のおかげで治るとはな−！石鹸作ってた時言ってたじゃないか。いやむしろ！この石化こそまさにその、医者がわりの命の石＿＿＿Dr.STONEじゃないかーー！！！」
大樹の一言に改めて思う。考えてみれば妙な話だ。
『石化が解ける時、周辺もろとも修復される』
なんとも親切な科学現象…
何度も考えた。誰が人類を石化させたのか？なんの目的なのか？一体誰の攻撃なのか？
だけれど、最近疑問が生まれた。
本当にこれは『攻撃』だったのか……？と
石化解除についても非常に気になるところだが、とりあえず司にバレないように証拠隠滅のための作業を行った。
簡易なほうきを作って足跡や痕跡を消していく。
杠「首が治るならバラバラの石像も、ひっつけて復活液かけたらつながりました！……みたいなことないかな〜〜？」
A「司にかける前ツバメで試してたけれどバラバラ死体に戻るだけだった。ここまで高い修復力があるのに何故…？＿＿＿＿＿！」
千空「杠」
千空が杠に声をかける。チラリと見れば千空は頷く。どうやら考えていることは同じようだ。
千空「雑な大樹じゃ100億％ムリだ。手芸部ウルトラ器用のテメーにしか頼めねえ」
A「死ぬほどキツイ話だけれど……やれるか？」
千空は杠に内容を囁く。私も傍でそれを聞く。話が終わると、杠は冷や汗を垂らしていた。そりゃそーだ。
杠「ワ、ワァァオオ……ホントのホントにメチャクチャ大変だ〜、でもやる！」
千空「ｸｸｸ、えらい軽いな」
杠「手芸は根気ですから」
A「よろしく頼むな、杠」
杠「うん、頑張る！」
大樹「なんだ内緒話か？ズルいぞ！俺も混ぜろー！」
……大樹の声量だと内緒話になるのかが不安だ。
杠「んっと、これから司くんのとこに戻ろうかな−って」
杠がザックリと大樹に伝える。
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Miror - 滑車習った覚えがない (11月20日 15時) (
レス) @page43 id: b10d4121aa (このIDを非表示/違反報告)
Mari(プロフ) - 滑車の原理なんて習わなかったですよね！多分私立の小学校とか進んでる小学校とかなら教えてもらってるんですかね？ (2022年7月18日 14時) (レス) @page43 id: b5bf6b5c5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Saki | 作成日時：2021年8月8日 20時
