大樹vs司２ ページ28
大樹「俺は人を殴らん！だが俺をいくら殴っても蹴っても構わん！そのかわり！石像を壊すのはやめろ司！人を殺すことは悪いことだー！！」
そう言って胸を見せる大樹に私も杠も千空も呆然するしかなかった。良いことを言っているようにも聞こえるが、大樹の内容を整理すれば取引にすらもなっていない。
大樹は千空が何度も言う通りの頭の悪さが災いして全くもって話が成り立っていないのだ。司も気付きそれを指摘する。千空ですら口角がひきつっている。
邪魔するなら復活したばかりの杠を殺す、と言われた瞬間、大樹は素早く杠を守るように移動した。
緊張が走る中、限界が来たらしく大樹は倒れた。
杠「大樹くん…！」
千空「効いてやがったか。出血がひでぇ、何日か寝かしとくしかねえな」
千空がそう言ったことを確認し、司はやるべきことをやると言ってこの場を去っていった。
大方、周りの石像でも壊しに行くのだろう。やるべき事なんてそれくらいだろうからな。そして地面に突き刺さった矢を見ながら千空が呟く。
千空「クロスボウの時速200�勹曚┐討鵑世勝�バケモンジャねぇ。無敵だろ、この時代じゃ」
杠「とったね、バシッて……」
A「死角から入れた蹴りもあの状況で止めてみせたしな。霊長類最強は伊達じゃない……」
千空「だから文明を進めるしかねえ。司を止める手はもうたった一つだ」
A「人類史上最大の発明品……」
大樹「スマホか……！！」
千空「好きだなー、スマホ…」
倒れたまま声を振り絞る大樹、杠も以前の司と似た顔をしていた。私と千空は手で銃の形を作る。
A「作るのは銃」
千空「つまり＿＿＿＿火薬を作る！！」
石器時代が200万年前、火薬の開発はそれと比較するとかなり最近で西暦700年ごろ。
千空「つまり俺らはこれから、199万8700年の文明を一っ気にワープするわけだ。唆るぜこれは！！」
199万8700年、
石化していたおよそ3700年間の540倍、途方もない年月だ。
千空「おら、火薬作りの大冒険に出発だ」
千空は倒れている大樹を蹴る。そんな千空に杠はオロオロしながら先の千空の発言を振り返る。
千空「まぁ司の手前な。あんなんで潰れるタマじゃねえだろ？起きろデカブツ！」
大樹「ああ！もちろんだ！！」
どっからその元気が出てくるんだろうな、全く。
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Miror - 滑車習った覚えがない (11月20日 15時) (
レス) @page43 id: b10d4121aa (このIDを非表示/違反報告)
Mari(プロフ) - 滑車の原理なんて習わなかったですよね！多分私立の小学校とか進んでる小学校とかなら教えてもらってるんですかね？ (2022年7月18日 14時) (レス) @page43 id: b5bf6b5c5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Saki | 作成日時：2021年8月8日 20時
