杠2 ページ26
やっと完成した復活液を持って外に出る。しかし、なかなか大樹はかけようとしない。
千空「急いでるっつってんだろが、デカブツ!」
イラついた千空は無理矢理復活液を杠にかける。
大樹「うおお!いきなりバシャッと!なんかもっとこう……あるだろー!」
今この状況でできるわけがないがな。躊躇なくかけた復活液が杠ちゃんの石像に流れる。しかしなかなかヒビが入らない。
大樹「……何も起きんな。大丈夫だ!杠!大丈夫!なのかー!?」
A「…反応に時間がかかるんだ。石化は一種のコールドスリープで、」
千空「身体の微量金属元素で作った保護膜みたいなもので謎原理な元素の位相ズラし__石化状態をキープしてる」
大樹「むずかしいな!なんだかとてつもなく!」
千空「ただの仮説だ、丸1年ガンバリまくった実験からのな。ようはその膜をナイタール液しみしみで一部でもブチ破れば、」
杠ちゃんの石像にヒビが入る。
A「破れた部分から雪崩式連鎖を起こして一気に全身に波及」
杠というらしい彼女の石化が私たちの言葉に合わせて解けていく。
千空「石化が、解除される……!!」
遂に石化が解け、大樹は涙を流す。
大樹「杠!!分かるか?杠ー!!」
杠「大樹、くん…?」
大樹「ああああ!すまん!3700年も待たせてしまった。すまん……!」
ぜんっぜん知らない子だけれど待たせてごめんね、杠ちゃん。
杠「ふふふ、分かんないよ、なにも。起きたばっかだもん…でも,は〜ん,さてはあれだこれ。大樹くんが助けてくれたんだねワオ……ありが…とう……」
大樹「俺じゃない,全部千空とAのおかげだ。この2人が一年がかりで復活薬を……」
千空「ククク,感動の再開たけなわんとこ悪いがな。司が戻る前に即決めろ!」
なんだかいい空気になってるとこ悪いけれどな。
A「選択肢は2つ、プランA!2人とも今から逃げて何処か遠くで生きていく」
私の意図を読み取った千空が続く。
千空「プランB!全員で戦って司の殺人を止める!文明の…武器の力で……!!」
A「君たち2人で今すぐにでもここから逃げるか、全員で戦って司のs「即答だー!!」」
本当に即答だ。
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Miror - 滑車習った覚えがない (11月20日 15時) (レス) @page43 id: b10d4121aa (このIDを非表示/違反報告)
Mari(プロフ) - 滑車の原理なんて習わなかったですよね!多分私立の小学校とか進んでる小学校とかなら教えてもらってるんですかね? (2022年7月18日 14時) (レス) @page43 id: b5bf6b5c5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Saki | 作成日時:2021年8月8日 20時